今日は1コマしか講義が無いのに大学まで来た。

 まあ、博士論文を書いている留学生の面倒見もあるので、どうせ来ないと行けないのだが、

来てみたら、明日か明後日か、学園祭と称するものが始まる

(というより休講が始まるのであって学園祭なるものがいつ始まっていつ終わるのかはよく知らない)。

 こちらに取っては単なる休みのプレゼント。

 ただ、文科省がウルサイのか父兄がウルサイのか、決められた回数

(13回?14回?/半期=1セメスター)だけはきちんとやれと言われていて、

昔のような、というのは自分が学生だった時代のような、

休講し放題、遅刻し放題のいい加減さは今やもう大学のどこにも無い。

 ところでふと思ったんだが、昔、大学進学率が20%の頃の偏差値50って、

人口比で凡そトッップ10(100掛ける20パーセント掛ける1/2)だが、今は50%の進学率の偏差値50はトップ25だ。

 ものスゴくいい加減な計算だが、今の学生ってなんでこんなに出来ないんだろうと思っていたことが、

要するにそうなんだと言うことに今日ふと思い当たって、

我ながらニュートンばりの大発見をしたような気分になっている。

 が、そうやって学生のレベルが下がったからこそ、

低レベルのナッシー氏が、”教授”として食って行けるんだという当然のことに気づいた今日この頃の夕刻だ。

水増し学生数が水増し低レベル教師を生む。

 ま、こうやって皆んな平和に暮らして行ける、と思われるのは今までの牧歌的日本であって、

今やアホノミクスが、ガツガツギシギシとしつつも、

なんだかゆる〜い平衡的社会から(いや、実は猛烈社員同士が殴り合うかのような競争社会ではあったんだろうが)、

金持ちとエスタブリッシュメントだけが良い思いをする、もっともっと過酷な世界を引っ張ってくる。

 逃げるが勝ちだが、定年まであと5年。

 そんなに泥舟に乗り続けないといけないのか。

 

コメント

yasai
2014年10月29日7:29

水増し入学の水増し教授 
大学と言う見栄を買いにくる学生さんと
その余暇を過ごしてもらう娯楽の世界ですね

nassie
2014年11月3日15:57

私もその水増しで糊口を凌いでいるので何とも言えませんが、ごく一部を除いて手取り足取りしないと行けないのにこちらにその技量が無いので負のスパイラルで奈落の底に…。

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