この2年の間は、まるで夜間眠れず、いや、眠っているのだが眠っている自分を見ている自分がいて、

それを(眠っているにもかかわらず)その自分を見ている自分をもう一度見ているような、そんな毎日だった。

 それが今や0時前後に眠りに着き、5時前後にすっきり目覚め、もちろん夢など見ない。

 起きていても、会議を、その他諸々のスケジュールを忘れてしまうと言うのに、よくも眠っている間のことをこんなに克明に覚えていられるものだ、とあきれていたが、

今や漆黒の闇のように眠り続け、朝、5時になると真っ昼間のように目が覚める。
 
 睡眠不足のかけらも無く、夜と昼間の2分法だ。

 風情が無いと言えばその通りだが、もうこの期に望んで風情も何もあったものではない。

 すっきりと目覚め、嫌な過去(つい昨日を含む)のことなど忘れてしまって、

3歩歩いたら全部忘れる鶏のように生きていき、

おそらく、近々その3歩が2歩になり、1歩になって、あげた足が地に着かないうちに何もかも忘れてしまうようになるだろう。

 ただ、その前にやはり忘れては行けないものが無い訳ではないので、

カミさんみたいに手帳を持ち歩くのではあるが、

ついつい手帳を持っていることを忘れてしまって、さらに、手帳そのものを持つこともついでに忘れて、

気が着いてみたら1週間何も書いていないというようなことになる。

 ボイスレコーダーも以前使ってみたが、これ、まるでダメ。

 聞き直すのは手帳を開き直すよりもっと面倒だ。

  一番良いのはウオーキングボイスレコーダーもしくはウオーキング手帳だ(ウオーカー手帳?)。

 ウオーキングの記録を取るための手帳ではなく、いつもそば歩いてついて来ていて、

勝手に必要なこと、行われていることをメモしてくれる人間手帳があれば良いんだが、

忘れて困るようなことはほとんど無いので、結局忘れるのが嫌という気を慰めてくれる気休めに過ぎない。

 でも、気休めではあっても落ち込むことは少なくなるので、ウオーキング手帳、確かに欲しい。

 出来れば、若くて美人の。

コメント

yasai
2014年10月14日1:24

若くて美人は 学生さんに イッパイいるのですが
商品に手をだしては イカン と住友商事で 教わりまして

yasai
2014年10月14日1:28

ソ連よりも社会主義 懐かしいですね 
ブラジルでヘッドハンティングに転職を勧められ 断ったら 
お前は コムニストかと 言われたのを 思い出しました
9月末から 少し多忙で 体力が続かず 
先生のブログ開けませんでした
ゴメンナサイ

nassie
2014年10月14日12:52

yasai先生:
先生ってそれだけで金ぴかの衣装を着ているはずなのに、来ている本人がよっぽどヒドいのか、なかなかファンが付いてくれませんね (- -;  。
手帳の話ですが、歴史をやっていた大学院生がいて、読んだもの、聞いたものなんでも克明にノートに、小さな字で、奇麗に全部残している院生がいて、ああいう風になりたいと思うのですが、ふんふんと聞いて、聞いた事実だけは覚えているのに中身を忘れてしまう、これ、どうにかならないかと本当に困っています。やっぱりボイスレコーダーかと思いますが、持ってもおそらくスイッチを入れるのを忘れてしまうでしょうね。

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