2セット

2014年7月5日 日常
2セット
持病があるので余り長生き出来そうにないが、憎まれっ子世に憚るになるやも知れない。

いや、そんな事どうでも良いんだが、何と無く大家族、兄弟も多い、子供も多い生活をして来たのが、

ひとりっ子になってもう1年以上になる。

最近はこれが板について来ていて、しばらくというかずっとこの調子で行きたいな、と思い始めている。

独り言をいう訳ではないし、立ち上がる時に、どっこらしょというわけでは無い。

食堂、あ、年齢を感じさせる言い方だな。

食堂、じゃなくレストラン、ラーメン屋に言って注文するのが唯一の発声という日も多い。

読んだり書いたりしないわけではないし、

テレビを見ないわけではないが、

人と会話がないと、口から生まれた、うるさい、黙れと時々言われる人間が、

喋らないとどうなるんだ、と思わないわけではなかったが、

どうやらどうもならないみたいだ。

いや、お喋りは嫌いじゃないが、講義は苦手で、

生まれて初めて胃がチクチクするのを経験したのは、

先輩が急に入院することになって、その穴埋めに専門学校の講義をやった時だった。

それを指導教授に話したところ、

お前、これから一生喋って食って行かなきゃならないのに、気の弱い話だなあ、

と笑われたが、

後でこそっと、数年以上経ってからだが、

実は俺も講義をやっていて、階段教室の上の方から学生が押し寄せて来て踏み潰されそうな気がしたことがあってな、

という話を聞かされた。

先生は車=ドライブで乗り切られたそうだが、

今、自分としては車の方が却って怖い気がするので、

どうしようと思わないわけではないが、

いや、18切符があるぞ。

早速明日にでも買いに行こう。

少なくとも2セットは必要だな。

が、考えてみれば、あの時の先生の年齢をもう通り越している。

我ながら、小物だなあと思わざるを得ないが、

それだけ悩みも小さいのか。



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