求む! 同好の士!!
何も変わったこともなく過ごしているが、ただ、少し気力が落ちているのは確か。

が、かみさんを亡くしてから2年ちょっと経って、マイナス30度が、少しずつ雪解け、じゃなく万年氷が溶けて来た感じではある。

温度はマイナスかも知れないが、それにしても氷の上に乗っかると割れちゃいそうな氷にはなって来ている。

嫁さんでももらえばもっと氷も薄くなるかもしれないが、

この氷が溶けてしまうことはなさそうだ。

やはり、あれこれと悔やむことはある。

ただ、何れにしても2年近く、恥ずかしい話だが、眠れ無かった。

この2年間は、おそらく睡眠時間は最大で精々4〜5時間。

眠っている間もずっと意識が起きていて、

眠っている自分をもう一人の自分が見張っていることを、

眠っている自分が見ている、もしくは感じている、そんな睡眠だった。

10ヶ月ほど前に義母が亡くなって、義母には大変申し訳ないが、ホッとした。

義母は身の回りの世話はまったく不要だったが、それでも自分がどこにいてもいつも落ち着かず、

じ〜っと縄で、いや見えない縄で義母に繋がれているような、そんな感じだった。

夜。眠れない。

ずっと目が覚めているように感じる。

自分で自分を見張っているのだ。

その見張られている自分の中では、

味噌や甘酒を布で濾す。

濾された残りカスが布の中に残る、そんなことが、自分の頭の中で行われているかのように感じられる。

そうやって頭の中で脳を絞る、脳が絞られ続けるように感じる。

さらに眠っている時には、その脳を絞られている自分を見ている、見張っているもう一人の自分がいて、

このもう一人も脳を絞られているように感じている自分なのだ。

見張られながら眠っている自分をもう一人の自分が見張っている。

そんな夢見つつの睡眠を4、5時間も取ると、

もう頭が痺れ、頭が痛くて眠っていることなど出来なくなる。

仕方がないので起き上がってしまうという毎日だった。

起きている時には、自分の分裂は起こらないのでその分精神的疲労は少ない。

非人間だと批判されるだろうが、正直、義母が亡くなった時、やっと解放される、と思ったものだ。

ただ、実際に、あの睡眠中の自分を見る自分がいる、という睡眠が無くなるのには、

その後の数ヶ月が必要だったし、

睡眠時間が合計5、6時間取れるようになるのにも、もう少し期間が必要で、

頭痛が消えるのにも、さらに時間が必要だった。

今、睡眠時間は最大で精々5、6時間だろうが、睡眠中の豆腐搾りはまったく無いし、

日によっては睡眠時間が 3時間くらいのことも良くあるのだが

(3時間と6時間の交代制の感じかな)、

3時間睡眠の日であっても、熟睡した後の爽やかな目覚めの毎日だ。

こうやって豆腐搾りがなくなったので、

いっその事京都の胡麻豆腐でも食べに行って見ようか?

求む! 同好( 同行?)の士。


※ 実は、つい先日湯豆腐ではないが、お湯から掬いあげて食べるデザートを食べたのだ。単純な連想ゲーム。





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