2日から6日まで、妹夫婦が気を遣ってくれて、九州旅行に行って来た。

義弟は写真集を20冊ほど出版していて、Amazo◯でも何冊かまだ売っている。

昔、通っていて2年で『こりゃダメだ』と退学した大学で、

とても可愛がってくれた先輩が写真屋の息子さんで、彼から手ほどきを受け、

バカチョンから始め、給料が貰えるようになって

(と言うことは自分でカメラを買うことができるようになったということだが)

一時入れ込んだ。

写真そのものは、新婚当初住んでいたアパートの近くにあった写真屋さんにいろいろとお世話になった。

その写真屋さんのお父さんは、

戦前非常に有名だった(らしい)何とか派(名称は忘れたが確か光画派?) という一派をなす写真家グループに属して活躍していらっしゃったそうだ。

年賀状に使い、また何枚かプリントして渡した写真が義弟の目を引き、

写真を始めたいというので、その写真屋さんといろいろ相談し、

まず最初のカメラとして当時健在だったコニ◯ヘキサーというカメラを勧められた。

そこから義弟が写真を始めた。

凝り性なのでいつもそれを持ち運び、

『並んで並んで』と子供達を集めて写真を撮り始め、風景を撮り、

そのうち一眼レフを購入し、四季を通じて暗いうちから瀬戸内海の日の出を撮りに通い、

日の入りを撮りに通い、

大山に行き、蒜山に行き、祭りを追いかけ、

街角のスナップを撮り続けているうちに、色んなところで賞を取るようになった。

その義弟夫婦というか妹夫婦がこちらを気遣ってくれて、

このゴールデンウイークに一緒に九州旅行に行ってきた。

で、触発されてもう一度老後の楽しみとして写真を再開しようと思うのだが、

九州旅行に持って行こうとカメラを探したのだが、

電気のいらないニコンは見当たらない。

見つけた電気の必要なミノルタは電源コードがない。

フィルムのライカもどっかにあるはずだが、これも見当たらない、

と人生というか単なる写真の再出発も波が高い。

しかもその写真屋さんに先日会いに行ったのだが、病気になられて店をたたんでいて、

その日はお出掛けだった。

しばらく待って再度お訪ねしたところ、病気のせいか、

見た目にもまるで変わられていて、会いたくない、話したくないということで帰って来た。

まさに人生山あり谷あり。

で、今、山路を踏みしめて進んで行こうと心して写真を再開してみよう。

と考えると、つくづく今回カメラが無かったのが悔やまれる。

人生と同じで、写真の再開すらも波が高い。

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