子供達が小さな頃から着ていた物、お絵かき、お習字、おもちゃの数々、

押入れに、タンスに放り込まれていた物、放り込むことが出来ないではみ出していた物、

その他生きとし生ける者、ではなく生きとし生きてきた物を目に見えるように義母の部屋に集めた。

8畳の部屋に入りきらない生きて来た証し。

だが、こうやって見て見ると矢張りもう要らないかと思う。

大事に大事に段ボールに入れ、袋に入れ、ビニールのゴミ袋に入れ、そうやって残していた物ではあるが、

結局そのまま残ってしまった。

取り分けかみさんの身体が不自由になってからは、整理することも出来ず、部屋の隅に積み上がり、

少しずつ部屋を侵食するようになって来ていた。

長女は、業者を入れて処分しようと言っていたが、

ただ、やっぱり一度何があるか見て見たいと思って、

ここ1月くらい、かなりの時間をかけて引っ張り出し、運び、並べ、重ね上げて、

全容解明とは行かないまでもある程度明らかにすることだけは出来た。

子供達に見に来いとメールを出したが、末っ子の次女だけから行くので残しておいてと返事があり、

また長女からは2,3日前に、今日来ると連絡があった。

まあ、かみさんが執念を持って残した物ではあるが、

こうやって全貌を把握してみると、もう良いかもと思わざるを得ない。

ただ、膨大な映画のビデオは一度、全部とは言わないまでも見てみよう。

記録映画の会社に勤め、その後移った出版社でも、アニメ、アニメの出版化などをやっていたので、

一応プロの目で残したビデオだ。

今、自分が集めた本の類を見てみても、あっちの世界に持って行きたいものは何もない。

まあ、持って行けるものなら思い出だけでも持っていければ良いか。




コメント

yasai
2014年3月22日7:34

頭に入らないものは 持って行けないのでしょう ね
欲と自分と二人連れ 
欲は減らないけど 詰め込む頭は小さく成って 来ました

ミハーハハ
2014年3月22日17:26

カメラにおさめて、という方法もありますね。
私も少しずつ処分しようと思いつつなかなか・・・

手放すのは一瞬だけどもう二度と帰らないと思うとね。

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