やっと。
やっと。
かみさんを亡くしてから数ヶ月は眠れなかった。

床に就いて眠っていても、夢を見ている。

その夢を見ている自分を見ている自分がいるという、夢を見ている。

2重の夢を見ている事をもう一度夢のように見ているのだ。

そんな状態で、義母の世話をしていた。

以前にも書いたと思うが、

義母は、真冬の明け方、真っ暗な中で、灯りもエアコンも点けず、

食堂の自分の椅子に座って、じっと待っている。

大急ぎで、パンを焼き、湯を沸かす。

少なくとも義母が起きる前に、ゴールドブレン◯用の湯を沸かし、

あらかじめマーガリンを塗った上でトーストする食パンを2枚用意する必要がある。

その頃は、眠っていても、ずっと夢を見ていた。

何を見ていたわけではなく、夢を見ている自分を見ている夢を見ていたのだ。

その後、義母が亡くなり、朝のこの脅迫的な目覚めはなくなった。

睡眠時間も、精々数時間だったのが、合計6,7時間、切れ切れではあるが取れるようになり、

ここ1、2ヶ月ほどは、これを連続して眠れるようになった。

この間、義母が亡くなってから、生前のかみさんのやっていたように、リビングのソファーで眠っていたのが常だったが、

昨夜は久しぶりに自分のベッドで眠った。

忘れているだけなんだろうが、灯りも点けず、夢も見ず、朝の光に誘われるように先ほど目覚めたのだ。

やっと、かな?

コメント

アミ
2014年3月21日7:39

お疲れ様でした!
これからは、ご自分の好きなように、時間をお使いください。

nassie
2014年3月21日10:23

もうそうしています。
へんし〜ん! って感じで。

変わり身は早いと思っていましたが、珍しくちょっと時間がかかりました。

鵺
2014年3月21日15:18

お疲れさまでした
時間がかかったのは それだけ大事に大切に為さっていたからだと
素敵な事だと思います

nassie
2014年3月21日17:06

鵺さん: 自分勝手でわがまま放題だったので、(少し)悔いが残るんだろうと思います。昔ある人から、縫い目は荒いのに糸は細いと言われたことがあります。なんかすごく当たっているような…。

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