半生粋の江戸前

2014年3月6日 日常
共同研究室の懇親旅行に行ってきた。

少しずつ参加人数が少なくなり、高齢化して来ているのがちょっと寂しいが、

わが国の人口構成を象徴しているようだ。

ただ気心の通じた人達との旅行は楽しい。

帰りしな、小田原で蒲鉾を買い、如何にも由緒ありげな蕎麦屋で蕎麦(定食)を食べた。

美味い。 何だか久し振りに本格的な蕎麦を食べたような気がした。

ちょっとしたおかず(天ぷらなど)と、蕎麦となれ寿司がお重に詰め合わされている。

東京に出て来た時、甘くてどろっとした汁の中から、

薄黒く着色されたあまい、味醂醤油味のうどんを食べて、

涙が出そうになったあの時から、あと数年で半世紀になろうとしている。

その江戸風、関東風の蕎麦にも慣れてきた(うどんは依然として我慢できないが)。

もうこうなると生粋のとは言えないが半生粋(如何にも中途半端)の関東人になりつつあるのかな?

またその内蕎麦を食べるためだけに小田原まで行ってみよう。

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