明日は明日の風が吹く

アンネの日記が破られているそうだ、図書館で。

　なんだか気味が悪い。

　世の中が不安定になって、鬱屈した気分が蔓延して来ると、

それが歪みとなってしわ寄せが、弱いところに向かって行く。

　その向かって来たしわ寄のはけ口をもとめて、より弱い人、より弱い者に転嫁しようとする力学が働き、

しわ寄せの連鎖が起こる。

　波も沖にある時はあまりはっきりとは見えないが陸地に近くなると大波となって岸に押し寄せる。

　その岸近くの波が、アンネの日記のページを破っている。

　対象が本のうちはまだ良いが（良い訳はないないが、まだ悪さがより小さいと言うだけだ）、

より弱い動植物に向かい、人に向かい、より弱い人に向かっていく可能性は否定できない。

　などと書くとここが標的になってしまったりすることすら起こってしまう。

　天涯孤独、と言うほどではないが、どうせ後数年この国で過ごしたら、

天国に近い島にでも引っ越そうと思っているので、

いや、人生何が起こるかわからない、と言う覚悟だけはあるが、

でも、明日は明日の風が吹く。

おまけにボケ始めた脳みそは一晩眠るとリセットされるし。


※ 今日留学生の教え子（私の弟子ではありませんが、日本で教員としての就職が決まりました）と話をしていて、つい、南の島で老後を送るんだと言ってしまいました。結構本気みたいですね、我ながら。← これ夕食後のドトー○での書き込み。結構売り上げに貢献している。