2,3日前。 ゴミ出しに行ったら、近所のすごく素敵な奥さんから、

『この前着ていらっしゃった皮のコート。とっても素敵でしたね、なっしーさん。とってもお似合いで』

と褒められてしまった。

 カミさんが、

『Oさん(この素敵な奥さんのこと)の前に出るともう緊張して話ができなくなっちゃう』

と言っていたほどの本当に素敵な奥さんだ。

 カミさんが亡くなったあと、なっしー氏が打ちひしがれているのを見かねて、

孫のお守りに付き合っていただけませんか、とその4,5歳の坊やとザリガニ取りに行き、

3人でファミレスで食事をしたことが何度かあった。
 
 『ああ、もうくたびれてきて色が禿げているだけではなく、

あちこち縫い目がほつれていて、袖なんか磨り減ってきているので新しいものを手に入れようと思っていたところでして』

と返事をした。

 このコート君、本当に惨憺たる状態なんだが、

『いえ、破れたりほつれたりしているんでしたら修理をなさって着続けてください、是非とも。

とってもお似合いでいつまでもお使いになられるといいですよ』

と言われたので、改めて見直してみた、このコート。

 20年前フランスから帰るときに記念にと思って買って来ていたもので、

もう元は取ったと思っていたコートだが、

着続けて欲しいといわれるなんて、さすが我が選択

(と言うよりカミさんの選択。なっしー氏は、カミさんが買って来た物、もしくは一緒に買いに行った物しか着たことがない)

だと思ったのだが、

改めて見直してみると、いやそのコートではない。

 ユニ××の製品だった。

 となるとフランス土産に買ってきたと思ったコートはどこだ?

 まるで記憶が無い。

 買ったコートというのは偽造された記憶?

 いずれにしても、ユニ××のコートがフランス製に見え、

あのグレースケリーを髣髴とさせる奥さんのおめがねにかなったのか。

 いや、ひょっとして着ている者が素敵なのかもしれないぞ(てな事はない)。

 が、いずれにしてもお払い箱になりかけていたユニ××のコート君も少し寿命が延びたようだ。

 が、修理しなくっちゃならないとなるともう1着コートは必要ではある。

 でも、フランス土産のコートは何処に?

 確かに皮のコート買って向こうで使っていて、

もちろん持ち帰った記憶はあるのだが、

まあ、今日昼のメニューを忘れるのだかあら、何もかも忘却の彼方に消え行くのも仕方がないか。

コメント

ミハーハハ
2013年12月10日10:00

グレースケリー奥様はなんてほめ上手なんでしょ!(ライバルなのでちょっと怒ってます、[笑い])
なっしー様、お顔がにやけてますヨ。でもなっしー様を元気づけて下さるお方なので許してあげましょう。

ユニ××は確かに日本のおしゃれを変えたと思いますね。

nassie
2013年12月10日17:01

今日忙しくて書き換えられなかったんですが、ユニ××ではなくて、コム×でした。
もう今となっては書き換えるのは難しいので、このまま恥を晒すことにします。

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