奈良は遠い
 奈良は遠い
  『シルクロード』(長澤和俊)を読んでいる。

 もう1ヶ月近くかかっているだろうが、文庫本450ページの真ん中あたりまでを行ったり来たりしている。

 出てくる地名が、(本に示されている)地図のどこにあるのかが分からない。

 カシュガル、楼蘭くらいは聞いたことがあるが、ホータン、クチャとなるとまるで見当すらつかない。

 やっと見つけてイエローのマーカーで印をつけるが、その内地図上の地名が全部黄色になってしまう。

 そうなると一度見つけていたはずなのにそれがどこだったかが分からない。

 場所が分からないだけでなく、すでに出てきた地名が、どの時代のどんな事との関係で出てきたのかが、

わからない。 

 思い出せない。

 そうやってやっと6世紀にたどり着いた。

 いや、本当にシルクロードを踏破して、奈良にたどり着くのは大変な作業だ。

 が、文庫本1冊で2ヶ月ほどのシルクロードのたびを続けられるのは安上がりのたびではある。

 が、本当に行きたくなったらそれは高いものにつくことになる。

 まだまだ、敦煌からちょっと西に向かって歩き始めた、

といったくらいのシルクロード踏破の旅だ(本そのものは歴史的な取り扱い)。

 読んでは忘れ、忘れては読む。

 しかも、もともと読むスピードは『物凄く』遅い。

 が、少しずつ進捗しているのは確かだ。

 命が尽きるまでに『シルクロード』を踏破(読みきる)できるんだろうかといったペースだ。

 もうちょっと読みやすい『シルクロード鉄道見聞録 ヴァチカンから奈良まで全踏破』をもう一度読み直してみよう、かな? 

 ※ 写真は西安。シルクロードの東端と言えるのかな? 城壁の向こうからはシルクロードに繋がる道が出ている(はず。昔のことで忘れてしまっているが)。

コメント

ミハーハハ
2013年12月7日9:20

おおっホータン、クチャ、懐かしい響きです。昔NHKでシルクロードを放送していた時は夢中でした。高校の世界史で憧れをもち、78年に母が旧ソ連のシルクロードを旅しました。私もいつか行きたい土地です。

nassie
2013年12月9日13:37

私はもう8割方行く気になっています。今ノートをとりながら上記の『シルクロード』を読んでいます。でも、本当に読む端から忘れて行きます。

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