ヴェトナム北部の港町、ベトナム第3の都市ハイフォンに行ってきた。

 学生達といろんなレベルのシンポジュームに出席し、

高裁長官クラスを始め、さまざまなレベルの司法関係者と面会し、

行政機関のトップクラスとも面会、面談し、

何度も何度も食事をご馳走になり、

疲れ果ててホテルに辿り着いた。
 
 と、日本大使館からクレジットカードの落し物が届けられているとのメッセージが来ていた。

 ええっ?!

 ハイフォンにいたまる3日間、財布無しで過ごしていたことに初めて気づく。

 現地の受け入れ担当の方が取り敢えず費用全部を支払ってくれ、後で清算することになっていて、

そういえばこの間、一度も財布に触れていない。

 この無くなった財布の色が、(あんまり使わない)カードホルダーとそっくりなので、

何度もリュックの中を確認したのだが、このホールダーを見て安心し、

財布が無いことに気づかなかった。

 この前のフランス留学のときに購入し、手垢のせいでツルツルの光沢が出てきて、

『いい感じ』と思っていたのに、この財布と現金5万円ほどを持っていかれてしまった。

 文無しのまま、急いでホテルの玄関前のタクシーに乗って大使館に向かう。

カードでの支払い大丈夫か、と確認を取ってからタクシーに乗った。

 ハイフォンへの出発の日の朝、道路で躓いて転んだ。

 その時ズボンの膝小僧に穴を開けた。

 あの時だ。

 あの時に財布も落としたに違いない。

 ひざ小僧に穴を開けた状態で、まる3日間シンポジュームに出て、

昼夜と続くパーティーに出席し、飲み会に出席し、

そのシンポからハノイに帰って来た直後に財布が無いことに気づいた。

 出発の日、集合場所にたどり着けなくて、時間に遅れそうでタクシーに乗ろうとあせっていて、

思い出して見ると財布を手にタクシーを探していた。

 なかなかつかまらず、結局タクシーには乗らなかった。

 その代わりに、走ろうとして、焦って道路で躓いて転んだ。

 タクシーに乗らなかったために、財布を使うことなく、

したがってそれが無いことに気づかなかったのだ。

 三隣亡どころか九隣亡くらいの大事件だ。

 慌てるとろくなことが無いことを改めて思い知ったが、後悔先に立たず。

 だが、言うまでもなく、こんな時はごたごたせず気を静めるに限ると、

今日のホーチミン行きをキャンセルし、現在ハノイのホテルで蟄居閉門中。

 採点が一応すんだが最後の処理(ウエッブでの成績評価の公表)ができていないので、

この蟄居中にやることにした。

 こんな感じで、中国 … … …。 大丈夫かいな?


※ 怒涛の3日間でした。今日はホーチミン行きをキャンセルしたので、ゆっくりと静養し、ホテルからホアンキエム湖まで歩き、おなじみの旧市街をぶらぶらしました。ただ、もう買いたいものも(お金も)無いのでウインドーショッピング。極々普通の食堂で、なんだか分からないものをメニューを指差して注文して食べました。普通の味でした。がそれでも満足。
 いつも買っていた蓮茶のお店に行こうと思ったんですが、うまく見つからなくてここも素通り。年を取りましたね、行動の一つ一つが。
 タイ、カンボジャに行ってみたいけど、馴れたヴェトナムでこれだから、パッケージ旅行じゃないと今後は駄目かな。生まれて初めての海外旅行がパッケージで、今度パッケージをやるとそれが最後の海外旅行になるかのかな?そうならないようしばらくは頑張ろう!と言うことで、タイ、カンボジャはしばらくお預けかな?
 ああ、ごちゃごちゃうるさい後書き。

コメント

yasai
2013年8月17日18:59

大変でしたね お財布も後始末も大変ですね 海外だと
ところで 表題の「中国は?」どう繋がるのか 早く 読みたいです

nassie
2013年8月17日20:47

yasai先生:ちょっと言葉が足りず申し訳ありません。帰国後すぐ中国に行くので、こんな調子で中国旅行大丈夫かい、と言う趣旨です。そしてついでによちよち歩きの赤ん坊(なっしー君)の手を引いてくれるお手伝いさん、欲しいなと言う趣旨も付け加えました。中国そも。今落ち着いているようですが、バブルの後始末でうまく軟着陸をしてもらわないと、日本もまだまだ足下覚束ないですからね。

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