母が口癖のように言っていた。

 母の叔父さんが間組のダム技術者で、満州に大きなダムを造っていて

それを見せてもらったんだ。

 凄かった、と。

 それを学部の共同研究室のアルバイトの女性に、

母ももう年だから動ける内に連れていってやろうかと思っているんだけど。

 満州からの留学生にでも案内を頼んで、とふと話したら、

ネット検索であっという間に探り当てた。

 そのダム(水豊ダム、現在の豆満江ダム)は今の中朝の境界にあって、現在は北朝鮮の物になっているようだが、

間違い無く母の話していたダムだと思われる。

 ダムそのものは無理なようだが、中国側からその端っこのところまではたどり着けそうだ。

 この話は何人かに話してはいたんだが雲をつかむような話だと思っていたのだが、

見つかったとなると、母の身体はピンピンだ。

 ダムが見つかった以上、元気溌剌の内に母を連れて行きたいと思うと、

以前から何度かこの話をしていた満州からの留学生に話したところ、

急に連絡が取れなくなった。

 ひょっとしたら、実家の方と話をしてくれていたりするかも知れないと思うと、

あんまり負担をかけたくないので、無理しないように願っているのだが、

プツンと、連絡が取れなくなったままなのだ。

 でもこの夏には、満州旅行sponsored by mamonかも。

 因みにこのダムの貯水量は宮ヶ瀬ダムの1.6倍だそうだ。

 大きい。


※ ネットで見るとこのダムは崩壊の恐れがあるそうですね。
 こっちでプランを立てると留学生がその友人に手配を頼んでくれるそうで、
早くプランを立てて下さいと言われました。ちょっと日程が厳しいかも。
 来年回しか?

コメント

lister
2013年7月20日19:48

Manchuriaなんて言い換えても同じですね。非常に話の分かる中国人は、中国の戦後復興が戦前・戦中に日本人が築いた社会資本に多くを負っているなんてことを言います。世の中、絶対的な悪はありませんからね。

nassie
2013年7月20日21:44

本音と建前。右手で刃を突き合わせながら左手で握手するくらいの事が出来ないと。アホ晋三にはとてもとても。

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