目が利くと言うか鼻が利くと言うか、

店の外から見て大体旨いか不味いか分かる。

 レストランと言うような高級なものでなくとも、

旨いものなら何でもわかる。

 外から見ていい人か、頭のいい人か、心根の優しい人かすぐ分かるように、

美味しいレストランかどうかなんて簡単に分かる。

 なっしーは、何しろ人を食った話が大得意なくらいだから、

人が食えるなら何でも食える。

 何でも食べられるが、入る前に外から見て、ああ、ダメだと思ってしまうので、

入れるレストランのレパートリーが限られてしまう。

 で、今日はちょっと冒険と、

横浜の地下レストラン街で、あまり行かない一帯を歩いた。

 余り行かない所なので、入った事がある店を外すと、選択肢が限られてくる。

 迷った時の中華がなっしーの第一のテーゼだ。

 もの凄く旨い中華もあんまりないが

(いや、実は中国には結構あるし日本にもそこそこある。日本人は中国の中華の苦手な人が多いようだが、なっしーはどちらかと言うと中国の中華の方が好き)、

もの凄く不味い中華もあんまりないと言うのが、

中華をめぐるなっしーの第二のテーゼだ。

 えいっと飛び込んだ。

 物凄く不味いとは言わないが、

2度と入らないぞと思わせるには十分な出来だ。

 と言うことは凄く不味い?

 他の人がどう思うかは分からないが、

なっしーにとっては、

仰る通りでございます(←『老人力』からの借り物でございます)。

 他に目ぼしいのが無い一帯だったので、

この次訪れる時には総入れ換えになっているかも。

 いや、此方の舌が狂ってるのかな?

 こっちの舌が入れ換えられていたりして。

 えっ? 誰と?

 で、それは兎も角として、この帰り道。

 明日からは自炊しようと、かみさんが元気だった頃、

いつもお使いに行かされていて、

馴染みだったお肉屋さんと八百屋さんで少し買い物をして来た。

 だが、今日は、かみさんはあんまり気に入ってなかったが、

なっしーはそこそこ気に入っている

(かみさんが気に入らない一番の理由は値段が高い事だった)

パン屋のパンも買って来たので、

自炊は明日夜からか。

 なら、お肉は明日買えば良かったんだが。


 ※ 日本の中華は中国料理ではない。日本のフランス料理もフランス料理ではない。当然ローカライズされる。東京で食べる京料理のように。
ただ、若い人(と言っても10代、20代を指すわけではない。ひょっとして給食世代? ひょっとして給食が日本人の味覚をダメにした? 大変な事に気づいてしまった)の味覚は壊れているので、流行るレストランは、要するにそんなレストランだろう。
    
       


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