昨日は、母が水も飲まない、食事も食べないで昏睡状態が続いているので、

ある程度心積もりをしてほしいと病院から連絡があったそうだ。

 今日は、早めに面会に行った。
 
 担当の方によると、

朝はともかく、昼は喉を通るので、

無理やり流し込んだら半分くらい食られました、

と言うことだった。

 その甲斐あってか、いや、逆か、

結構元気があって、食欲もあるからだろう、

手を握ると握り返して来る。

 耳許で『お婆ちゃん』と声をかけると、

こちらを向こうとする。

 ふと、かみさんの事が思い出される。

 一生懸命に息を吸い込む、懸命に吸い込むのだが、

供給される酸素が身体の要求に堪えきれなくて、

力が途切れてしまう感じで、

見ていてとても可哀想だった。

 義母の場合は、身体の要求が小さなものだから、

供給もごく細やかで足りるのだろうか。

 人生なんて、な~んも考えないでここまで来たが、

ふと、思った。

 みっともない人生を送って来たなっしーは、

みっともない別れを迎えるんだろうな。

 今、がらに似合わず、思うことが色々とあるが、

これも喉元過ぎればで、

この後も相変わらず野放図な人生を送るんだろうな。
 
 母さん。ぼくのあの帽子(色々と省りみたこと)、

一体どこに行ったんでせうね?

って感じで。


 ※ 1年前は、スキーをしていて坂を転げ落ちるような感じだったが、
なんだか今は足元をつるつるさせながら雪道を歩いているような感じがする。


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