重荷になっている。

 何をするわけでもないし、いやそれより何より、

実際は全て義娘が引き受けてくれていて、

こちらがやるのは支払いだけ。

 義母の事だ。

 家で義母とふたり切りが続いていた時には、

丁度雨雲が垂れ込めているかのような精神状態だったが、

ホームに入ってからは随分こちらも落ち着いた。

 今は、連絡も全て向こう、娘の方に行く。

 後は言われるとおりカードを出してサインするだけ。

 難事を押し付けて申し訳ないが、矢張り義母義息の老々介護はきつい。

 何しろ好き勝手に生きてきた不肖の義息だ。

 その不肖の義息は、今自分でも年取って来たと思うし、

かみさんを亡くして1年で10才位年取った感じだ。
  
 とすると本来の寿命が100才まであったとしても、実寿命はあと4年か、

などと怪しげな計算が頭を過る。

 眼鏡を額にかけながら、

『眼鏡は何処だ?』

と探す、マスオさんじゃない、たらちゃんでもない、

ふねさんの旦那の姿が被って来る。

 困った事に髪が白くなって来たとは言え、

まだふさふさなのが見た目でのボケ(老人臭さ)を隠してしまう事が逆に辛い。

 で、あの人とは、言わずと知れた、波平さんでしたね。

 『老人力』(赤瀬川源平)の『ほら、あれ』、『そうそう、あれ、あれなんですよ』現象と同じ。

 ただその内『ほら。あれ』も無くなるのかなあ。

 ※ 今日は朝目覚めた時に既に8時間睡眠だった。これは1日3,4時間しか(しかもうつらうつらするだけで頭の芯は常に起きているかの状態が続いていた)眠れなかったのが、連続して(ふと目覚めても直ぐに)計6、7時間眠れるようになったと先日書いた(はず(^_^)v ここら辺が心許ない)。 
 が、今日は昼食後、リビングのソファでゴロゴロしていたら、眠り込んでしまって、先程(午後6時頃)長女の、これから義母の面会に行くと言う電話に起こされた。ここ数年来の最長不当距離12時間睡眠だ。普通に戻ったのか、普通以上に老人力が付いたのかわからないが、まあ、これだけ眠れるなんてご同慶の至りだ。
 ※※ 娘達に呼び出されて一緒に夕食を食べた。
 父の日のプレゼントをもらい、夕食もごちそうになってしまった。なんか久し振りの凪いだ夕暮れだった。
 まさしくかみさんの娘達だ。と言うことはなっしーの子供は次男坊の一人っ子?

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索