間1日おいて義母の見舞いに行って来た。

 その間に、酸素のマスクが無くなり、

左手(動く方の手)につけられていた手袋(何となくザリガニの手のようだなあと思っていた)が無くなっていた。

 夕食、看護師さんの手が回らなかったようで、暫く放置されたので、

なっしーが夕食を食べさせた。

 『お婆ちゃん。ご飯ですよ』と声をかけ、

スプーンにお粥を乗せて口に運ぶ。

 スプーンが唇に触れるとすっと口を開く。

 そしてスプーンから流し込まれたお粥を口に含み、

ゴクンと飲み込む。

 お婆ちゃん、なっしーですよと呼び掛けると、

涙を滲ませる。

 スプーンを口に運ぶと、

パクっとお粥を吸い込む。

 確か見舞い初日にもなっしーが呼び掛けた時、

涙を滲ませたのを見て、聞こえていると思ったが、

その推測通り、確かに聞こえていただろう事を確信した。

 寿命を少しかみさんにお裾分けしてほしかった、

などとその時書いたが、もう今更受け手がいないので、

あとは、母が1年でも1月でも長生きしてもらう以外に無い。

コメント

ミハーハハ
2013年6月12日22:06

お義母のお話は泣けてしまいます。
いずれ、そうやって・・・

ぜひともアイスのピノお試しください。
そうやって永らえた方もいます。

なっしー様のお心お察しします。

nassie
2013年6月13日5:38

実母は寝た切りの祖母を10年くらい家で面倒を見ました。私は母子家庭になった時は、何でこの命をかみさんに分けてくれなかったんだなどと思っていました。本当に自分の気持ちが落ち着いたのは、救急搬送されてからで、特に自分の気持ちが優しくなったのは、正直昨日のことです。30分の面会だけだからでしょうか。でも確かに昨日は嬉しかったし、おちつきました。

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