ご近所に凄く素敵な奥さま(奥さんでは無い!断じて奥さま)がいらっしゃる(がこの後は普通に書く)。

 今日ゴミ出しに行って顔を合わせた。

 メールをお送りしましたがお返事が頂け無くて。 届いていますか?

と。

 3月8日付けのsmsを見せてもらった。

 ちょうどフランス→トルコの頃で届いていない。

 物凄く素敵な方で、かみさんがドキドキして話せ無くなると言っていたほどの、グレース・ケリーを彷彿とさせる本当に素敵な奥さん、

 我が家の10年物のボロボの2世代前の物にお乗りだった。

 1年程前にご主人を亡くされていた。

 改めてメールを送ってもらうと、

かみさんの事を後になって知ってずっと心を痛めていた。

ちょっとなっしーと置かれた境遇が似ていてお話しして、気をまぎらせましょう。

 いつでも、よろしければ今日にでも、と言うメールだった。

 仕事をひとつ済ませてストラスブールのお土産を持ってお伺いした。ちょっとドキドキしながら。

 すると玄関先で、隣に住むお孫さんとご一緒だった。

 しゃべるはしゃべるは。
 
 利発な子だ。理解力は凄い。ボキャブラリーも豊富。

 が、自慢話ばかり。

 あれが出来る、これも出来る。

 僕はいつも1等賞。

 ひょっとしたら亡くなられたご主人、その子から言うとお爺ちゃんの血を引いているのではないか。

 お話しした事は無いが、ちょっと気難しそうで、頑固者の遣り手と言った感じの方だった。

 で、その幼い彼の自慢話をちょっと寒い初春の夕暮れに、30分ばかり拝聴して、

老いらくの恋は儚い幻となったのだった。

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