小学校3年生の時のこと。
夏休み明けに、新しく下駄箱に名札が張ってあった。
ふけゆみ。
ふ~ん、と思った。
転校生が来るんだ。
田舎の小学校で1クラス45人4クラスで約180人の小学校。
多くが兼業農家で、その多くが造船所に勤めていると言う地方の小さな小学校だった。
唯一都会を感じさせるのが、当時の電々公社の社宅の子供たち。
数少ない給与所得者の子供たちだった。
恐らくそのふけゆみさんもその転校生だろう。
阿部とか斎藤と言った姓が並ぶ中で、
都会、少なくとも外の世界を感じさせる苗字だ。
どんな子が来るんだろう、と楽しみに待っていた。
が、とうとうそのふけゆみさんの下駄箱に靴が入ることはなかった。
下駄箱に名札だけというのは喪失感、欠落感がある。、
ただ、その欠落感はうまく理解されないだろう。
ちょうどその頃読んだ風の又三郎の異次元の感覚が、
その現れなかったふけゆみさんに対する欠落感と重なる。
なっしーにとっての小学校の思い出と言うか田舎の思い出はこの2つ、
ふけゆみさんと風の又三郎の2つだけ。
故郷になどちっとも帰りたいとは思わないが、
小学校3年の夏休みに帰りたいと、
今までの50年間に、何度かふと思ったことがある。
※ ご本人がこの文章を読んだら腰を抜かすでしょうね。
ひょっとしたら体重60kgのヘビー級になってたりしてね。
夏休み明けに、新しく下駄箱に名札が張ってあった。
ふけゆみ。
ふ~ん、と思った。
転校生が来るんだ。
田舎の小学校で1クラス45人4クラスで約180人の小学校。
多くが兼業農家で、その多くが造船所に勤めていると言う地方の小さな小学校だった。
唯一都会を感じさせるのが、当時の電々公社の社宅の子供たち。
数少ない給与所得者の子供たちだった。
恐らくそのふけゆみさんもその転校生だろう。
阿部とか斎藤と言った姓が並ぶ中で、
都会、少なくとも外の世界を感じさせる苗字だ。
どんな子が来るんだろう、と楽しみに待っていた。
が、とうとうそのふけゆみさんの下駄箱に靴が入ることはなかった。
下駄箱に名札だけというのは喪失感、欠落感がある。、
ただ、その欠落感はうまく理解されないだろう。
ちょうどその頃読んだ風の又三郎の異次元の感覚が、
その現れなかったふけゆみさんに対する欠落感と重なる。
なっしーにとっての小学校の思い出と言うか田舎の思い出はこの2つ、
ふけゆみさんと風の又三郎の2つだけ。
故郷になどちっとも帰りたいとは思わないが、
小学校3年の夏休みに帰りたいと、
今までの50年間に、何度かふと思ったことがある。
※ ご本人がこの文章を読んだら腰を抜かすでしょうね。
ひょっとしたら体重60kgのヘビー級になってたりしてね。
コメント
私が覚えているのは、転校の挨拶をした子が、翌日転入?の挨拶をしたことです。急に引っ越しがなくなったとかで、びっくり。
フルートもステキですけど、リコーダーが姿勢が楽ですよ。左右のバランスが良いですから。それに小学校の時の才能、伸ばさなくっちゃ。
空いているって物凄く重いですね。
りこーだー。そうですね。一時ですが入れ込んでいたのでやってみようかな?
でも音が外に出るのはホントは恥ずかしい。田舎だとトランペットでも平気なくらいでしたが。