出発の際に預けてあったキャリーを引き取りに行った。

 大き過ぎると機内持ち込みを拒否されたものだ
(20*30*65因みにエールフランスの規則では25*35*55)。

 そう言いながら代金4000円ほどを払った。

 カウンターの方は、厳しいですねとおっしゃった。自分でもそう思う。

 規格に合うキャリーを買わざるを得なかったので併せて数万円の出費だ。

  事情は次の通り。

 先ず、出発の際、自動チェックイン機でチェックインしようとしたら、パスポートが吸い込まれてしまった。

 顔写真面を開いて手続きをしようとしたこちらのミスだ(トルコでは係員がチェックインをする際、顔写真の所を開いて機械に読ませていた。人間工学的にはこちらの方が自然ではないか?)。

 が、そのまま手続きが途中まで進む。出発空港、目的地、フライトナンバー等、何を入力したかは忘れたが、数項目入力したところで、

 (確か)『不正』な操作をしたためこれ以上手続きが出来ません。係員をお呼びください、と言うメッセージが表れた。

 だが、まだ時間が早かったためか近くに係員はいない。

 カウンターに行っても対応しているカウンターには何人か並んでいて、

それを押し退ける勇気はない。

 気が気じゃないので、急いでチェックイン機の所に戻って見ると、パスポートを呑み込んだチェックイン機が、

何事も無く動いている。

 もちろんパスポートはそこに無い。

 うろうろ、おろおろとあちこちのチェックイン機を見て回り、

カウンターの方に行き、

でもパスポートが気になるので、

もう一度チェックイン機の所に戻って相変わらずウロウロしていると、

一人の男性の方が

『これあなたのではありませんか?』

と私のパスポートを渡してくれた。

 この間、フランスに、トルコに行けなくなった事をどうやって連絡しようかと、

そればかり考えていた。

 その後カウンターで事情を話しながら機内持ち込み手続きを始めたら、

大きい上に重過ぎると言われ、荷物の一部をスーツケースに移し、

規制に合うキャリーを買ったと言うわけだ。

 JALカーゴの方が厳しいですねとおっしゃるこの仕打ちを提携会社のエールフランスはどう評価する?  

 苦情申し立ての書類を貰っているのでもちろん苦情を申し立てる積もりだが、

どうせ木で鼻をくくったような返事が来るに決まっている。

 乞うご期待と言ったところだ。

 こちらも伊達に3年もフランスに住んでいた訳ではない。

 ただ、不思議なことがあった。

 パリで帰国便のチェックイン時に、

『席に余裕があって、少し良いお席が用意出来ますが、そちらに変更させて頂いて宜しいでしょうか』

と言われてもちろんO.K.したが、スカスカを予想していたところが、ほぼ9割方埋まっていたビジネスに案内された。

 出発時のトラブルとの因果関係は分からないが、

きわめて高い蓋然性が想定される。


 ※ 今までエールフランスを選んで使っていたが、正直なところもうやめようかと思う。フランスに行くとしても良くて1年に1度か精々2度か。
 向こうに取っては蚊に刺された程も影響は無いし、悔しいが、5分の魂の抵抗に過ぎない。
 フランスには規則は厳しく定めるが、現場の実情にあわせてに運用すると言う伝統がある。理論的、論理的に規則は定めるが運用、適切な、現場に合わせて運用すると言う傾向がある。一応網をかけておいて、お目こぼしする訳だ、
 たとえば犯罪組織や常習者には厳しく当たるが、一般市民の出来心は寛大に処理すると言う形で運用される。
 うまく行けば良いのだが、映画Ripoux(是非ご覧あれ!)のようになってしまう恐れがあって難しいところだが、規則は規則と言うならば厳格に全部に適用してみろ、と言いたい。
 ただキャリー(バギー)が重かったと言うならば、スーツケースに移した所で解決すべきだったと思うが、各辺の長さは違反だが容量は範囲内だったのをそれは乗客のエゴだろうか?
 今回はこれ以外にも窓口で数回やり合った。一度噴火したら活火山になってしまう。我ながら情け無い話だが。



コメント

nassie
2013年3月19日11:29

ああ、また(>_

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