Yシャツが無い、上着に合うズボンが無い、財布が無い、鍵が無い。

 久しぶりの出勤は大騒ぎだ。

 以前、出掛ける時には、

着るものが全部一揃いたたんで置いてあった。

 子供の数が増えるに従って、用意されるものは少なくなって来たが、

あれどこ?と訊くとどこそこと返事があった。

 なっしー氏は、片付けする時は、

全部バラバラに見える状態にしないと片付けられないない悪癖を持つ。

 散らかる、小整理、散らかる、小整理の繰返しで、

やっとのことで一応片付くのだが、

無限に続くかのように思われなくもない片付けだ。

 いや、実は片付くよりも無限に『拡がる』片付け。

 片付け上手の長男の嫁さんに手伝って貰えば、

1週間もあれば全部きれいに決着が着くかも知れないが、

ひとつひとつのガラクタにも想いが詰まっている。

 だからこそ、片付けられない症候群の心理と言うか真理がそこにに潜んでいる。

 いっそのこと片付けられないままで良いかと思わないでは無いが、

 ただ物は場所を取るが、想いは場所を取らない。

 想いは大切にしまっておいて、物は大胆に処分しよう。

 だがCPUの容量が小さくなっていて、

脳の中にも新しい記憶の置き場が無いのをどうすれば良い?

 要らない記憶を棄てれば良いが、

棄てる記憶を選択するのは難しい。

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