夕刊を取りに新聞受けに行き、ふと目を離すと、

隣の、かみさんの従兄弟のお宅の門のところに義母(106才)がいて、

途方に暮れているのが目に飛び込んで来た。

 おばあちゃん! 何してるんですか? 

と大声で声をかけ、迎えに行った。

 以前から時々勝手に外出する癖があり、

外出禁止令が出ていたのを、また破っただけなのだが、

今回まさかそんな元気があるとは思わなかった。

 数年前に出勤途中、義母が知らん顔で家を出て、

買い物に行こうとしていたのを見つけて連れ帰ったことがあったが、

娘によるとその後も何度も繰り返している事らしい。

 ただ、今は家の中でもつたい歩きなので、

まるで想定外の事だった。

 おまけに従兄弟のお宅は留守で、

頼りのバギーも行きは良い良いだが、向きを変える事も出来ず、

しかも使っていないのは、ブレーキが片効きなど使え無いからだ。

 近所中に響き渡る程の声で叱りつけながら連れ帰ったが、

夏休みが明けると、第2、第3の無断外出事件が発生することだろう。


 

コメント

ミハーハハ
2012年9月20日8:46

私も足の悪い父が黙っていなくなり、探し回った日々を思い出しました。交差点がこわいですね。たぶんおかあさまも一回の信号では渡りきることがおできにならないでしょう。
なっしー様のご苦労がわかります。

nassie
2012年10月3日21:56

ミハーハハさん: そんな遠くまで行った訳では無いんですが、耳も不十分、目もほとんど見えない状態で出歩かれるとやはりカチンと来てしまいます。
いっその事骨折でもして死んでしまえばと言うんですが、自分の都合にあわせて自事故に会える訳ではありませんからね 。

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