るるとの散歩中、そっちに行きたくない、おやつ頂戴、僕はこっちが好きと駄々をこねる。

 その度にカリカリしながら、お父さんの言うこと聞きなさいとばかり、ごねるのを押さえつけて来た。

 るるを押さえつけるだけではなく、子供達も、

力づくでは無いが色んな策略で誘導して来た気がする。

 恐らく、少なくとも世間の親と同じくらいには。

 いや、自分自身にも色んな事が

『あらねばならない』

状態に向かうよう努力をして来た気がする。

 今日、ふっと、るるの好きにやらせてやろう、と肩の力を抜いて、

歩きたくなければ止まり、右に行きたければ右にと、

自分で深呼吸をしながら歩いた。

 カリカリしないための深呼吸を。

 そうすると、るるがこんなに素直で、こんなに賢いのかと驚くほど、

気持ちが通じあう。

 もっと驚いたのは自分の精神状態。

 ふっと力が抜けて、60年の人生で初めて肩の力が抜けて、

胃の痛みが去り、背中を押され続け、空気に押さえつけられ続けた感覚が消えた。

 るる、ありがとう。

 仲良くやって行こうな。

コメント

アミ
2012年9月13日7:14

可愛い!
大事な家族の一員ですね!

nassie
2012年9月13日8:09

アミさん:
向こうもこちらも年をとったと言うことですね。
でもこんなに可愛いとは、とびっくりです。

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