出藍の誉れ

2012年3月16日 日常
 出藍の誉れ
 卒業予定者のうち、顕著な業績を上げた者を表彰することが行われている。

 通常体育会系の学生たちが表彰されるのだが、教え子の海外留学生も表彰されることになった。

 OBの組織するある著名な団体による表彰だ。

 まあ、出藍の誉れと言うべきだろう、自分で勝手に勉強して、

自分で勝手に業績を上げ、勝手に表彰を受ける、理想的なパターンだ。

 ナッシーのボスがおっしゃっていた。

 できる学生は放っておいても自分で伸びる。

 できない学生はどんなに面倒見てもダメだ。

 教員が絶対にやって行けないいことは、放っておいても伸びる学生を、

弄り回してこじんまりと盆栽にしてしまうことだ。

 で、その教えを守って放っておいた成果として、母国に、母校に帰ってそこの専任教員になることが決定した。

 その学生が表彰を受ける。

 出藍の誉れというか、でも、とてもうれしい。

 ただ、何にもしないことが手柄になるなんて、こんな楽なことはない。

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