歳を重ねてくると、一線から離れる仕事が多くなってくる。

 禄を食んでいる以上遊ぶわけにはいかないし、雇っている方では遊ばせるわけにはいかない。

 大学に棲んでいるんじゃないか、と思われるほど、ただ只管仕事をしていたこともあった。

 研究や学問をすればよかった、と今となっては思うが、そうできなかった。
 
 まるで、雑用ができない人間には雑用を当てないので、

研究三昧に過ごすためには『できない』ことを示すだけで良い。

 ボスが偉いと、ボスに言われた通りにやらざるを得ないので、『できない奴』になることはできない。

 本当は雑用を器用にこなしながら、学問をこなす人もいるが、

能力のないなっしーには2者択一だった。

 ただ、世代交代が起こる。

 するとだんだんメインの仕事から離れてくる。

 そして大宰府に。

 東風吹かば 匂い寄越せよ 梅の花 主無しとて 春な忘れそ

 出世競争に明け暮れていた道真はどんな思いで来たか分からないが、

年取って『こんくらいかな?』と思うなっしーは、只管食事が美味しくて、

東方の食事を思う暇もない。

 帰りたくないなぁ。

コメント

ミハーハハ
2012年2月16日7:35

なっしー様がご近所にいらっしゃると思うと何だか嬉しいこの頃です。
いっそ太宰府の飛び梅が咲くころまでいらっしゃいませんか。

大宰府付近には観世音寺、宝満山いろいろよいところありますよ。

nassie
2012年2月16日17:51

あ、そうでしたね。かなり最初の頃、そんなお話を聞いたことを思い出しました。
明日で仕事も終わりで、教え子が近場を案内してくれることになっています。土曜は夕方のフライトを取っていて、遊ぶ気満々。
でもガイドブックも地図もなしの行き当たりばったり(-_-;。
空港でじとーっと出発待ちをするかもしれません。
一緒に来ている若い職員(女性)さんは、毎日ジョギングをして、地図を片手に歩き回り、食べ歩きをし、観光もしているみたいですが、わたしはホテルでDNやらfacebookやらのお守りをしています。
それにしてもここ福岡は本当に食事が美味しいですね。

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