遅めの朝食

　正月を良いことに、すっかり怠惰で無計画な毎日を送っている。

　眠い時に眠り、目が覚めたら起きる。

　と言っても完徹は出来ないし、

完昼寝(一日中眠り続ける)も出来なくなってしまった。

　すべてが薄味。

　素うどんみたいな毎日だ。

　遅めの朝食を済ませ、愛犬と近くの公園をぶらぶらしていた。

　ふくよかな、立派なコートを羽織ったマダムが、にこやかに近寄って来た。

　ちょっと警戒心が芽生える。

　「こんにちは。お散歩ですか？　あの、ご本を差し上げたいんですが、

あ、タダです。お金いりません。読んでいただければ」

　若干緊張はしたが、まあ、一応有り難く受け取った。

　文鮮明の本だった。

　数日前、いやもうちょっと前か、

統一教会の活動が活発化していると言う記事を新聞で読んだばかりだ。

　要らないや、と思ったが、有り難く受け取って(ここら辺が甘いというか、気が弱いというか)、

持り帰って2階へ上がる階段にうっちゃってある。

　問題はここからで、

絶対に読まない、２度と触らないであろう本を、

処分しないで残して置くその行動が、

良く言えば家中書斎、しかしその実態と言えば、

全部屋(もちろん、「全部」の屋ではなく、全での部屋です(^’^)　)　が

書斎、と言うか、

全ての部屋が読みもしないガラクタ本のごみ捨て場になって仕舞う原因だ。

　ただ、ちょっと興味があって読んでみたいと言う変な色気が無いわけではないのが

ちょっとビミョーなところだろう。

　何を読んでも説得されないという絶対的な自信がある。

　とは言ってはいるが、消費者問題を扱ってみると、

実はこういう奴が一番騙されやすい、と言うのは常識だ(^^)v。

　ただ、いずれにしても、なっしーは、昨今、何を読んでもすぐ忘れるので大丈夫(^^)v
　かな？

　そして、実は説得は、論理ではなく雰囲気であるのはこれも常識だ。

　ただ、いずれにせよ、信教の自由は憲法上の権利なので、これ以上言わないが、

もし、統一教会に限らず、このような事があれば、絶対に受け取らないようにしていただけるとありがたい、

　マルクスが宗教は阿片と言ったそうだが(読んでない(^_^;))、

それが正しいかどうかは判断できない。

　ただ、もし病み付きになるなら、宗教でなくてAKBの方をおすすめします(^^)v。



　※　須磨帆で書いて(電車の中)研究室に着いてパソ子で修正。こんな長い文章を、すぐ暗転する須磨帆が良く頑張ったものですね(^’^)。