懐に冷凍庫

2011年12月19日 日常
 ふと気づくといつの間にか還暦が過ぎていた。

 60年と言えば、慶応から、明治、大正を経て昭和にいたる。

 68年に100年前に大政奉還か、と思ったことがあったが、それからだってそろそろ50年だ。

 もうさすがに後50年は残っていないだろう。

 食事の時、今までより、ちょっと良く噛むようになった。

 相変わらずがつがつ食べるが、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ良く噛むようになった。

 こうやって老いるのか、と思うが、自分が20才の時の母の年齢と言うより、

祖母の年齢がすぐ目の前にある。

 ああ。

 それにしても、懐に冷凍庫を抱えたような年の瀬だ。

 いや、愚痴を言えるだけ、しあわせなのか、な。
 
 ※ このまま行くと、ふと気づくと(自分が)いつの間にか死んでいた、と言うことになりかねない。
 光陰矢の如し。

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