暖かい地方で生まれ育ったため、ヒグラシ(カナカナ)を知らなかった。
ヒグラシと呼ばれるせみはいたのだが、これは我が故郷ではアブラゼミ。
少なくとも生まれ育ったあたりではそうだった。
クマゼミが蝉の王で、暑さを一段と格上げするように、
シャーシャーと鳴いていた。
カナカナは東京に出て来た次の年、信州で(ひょっとしたら山中湖?記憶があいまい)初めてその鳴き声を聞いた。
文字で知っていたカナカナが本当にカナカナと鳴くんだ、と妙な関心をしたものだ。
ミンミンゼミも知らなかった。
ミンミンゼミは、いつぞや書いた、急逝した友人たちと一緒に勉強した時の、自主ゼミの名前だ。
公法・刑事法はやらない、民事法だけを3人で勉強する、という『民々』だったが、
先ほどから、一匹のミンミンゼミが、声を振り絞りながら鳴いている。
あの頃、このミンミンゼミのように力を振り絞りながら勉強していた。
一日一日を力の限り。
ヒグラシと呼ばれるせみはいたのだが、これは我が故郷ではアブラゼミ。
少なくとも生まれ育ったあたりではそうだった。
クマゼミが蝉の王で、暑さを一段と格上げするように、
シャーシャーと鳴いていた。
カナカナは東京に出て来た次の年、信州で(ひょっとしたら山中湖?記憶があいまい)初めてその鳴き声を聞いた。
文字で知っていたカナカナが本当にカナカナと鳴くんだ、と妙な関心をしたものだ。
ミンミンゼミも知らなかった。
ミンミンゼミは、いつぞや書いた、急逝した友人たちと一緒に勉強した時の、自主ゼミの名前だ。
公法・刑事法はやらない、民事法だけを3人で勉強する、という『民々』だったが、
先ほどから、一匹のミンミンゼミが、声を振り絞りながら鳴いている。
あの頃、このミンミンゼミのように力を振り絞りながら勉強していた。
一日一日を力の限り。
コメント
今も締め切りに追われていて、鳴いていないツクツクホーシの鳴き声が、頭の中で聞こえています。