他人の悪口は蜜の味
 来週の月曜日、宿舎の受付の事務の方と部屋掃除の奥さんと一緒にレバノン料理を食べる予定になった。

 掃除係りの奥さんは弟を2人この一年で癌で亡くした方。

 ナッシーと同じ日にストラスブールを出て、10日間のサラエボへの里帰りだそうだ。

 来週のレストランをどこにするか、打ち合わせの名目でお茶を飲んだ。レストランはすぐ決まったが、

ついでにいろんな話が出てくるは出てくるは。

 何号室のアメリカ人はとってもメシャン(意地悪)だ。

 荷物を運んで行ってあげても、側に立っているだけで、あそこに置け、これはここと命令するだけ。

 ひどい奴だ。

 あのイタリア人はうるさくってうるさくって。

 意地悪で感じ悪い人には、一番小さい部屋をあてがう。

 「ええっ? こんな部屋しかないの?」

 「ええ、もう、全部の部屋が満室で、ここしかないのよ、ごめんなさい、

って言ってやったわ」

 他人の悪口は蜜の味。クッキーも何もないティータイムで話が弾む弾む。

 この宿舎では、日本人は大変評判が良いようだ。

 ただ、フランスの専門家は日本では総じて評判が悪い。

 自分勝手、自己主張が強い、お高く留まっている、スノッブ。しゃべり方が気に入らない、などなど。

 まあ、個別事例の一般化は避けるべきなんだが、一人一人うなずけることはうなずける。

 その結果、

 『アメリカ人が、みんな意地悪なわけじゃないよ』

 『いえいえ。やっぱりダメよ』

みたいになってしまう。

 親切で優しいアメリカ人もいっぱいいるのに(逆に個別事例の一般化をしようとしている?)。 

 それにしてもフランス人のアメリカ嫌いは徹底している。

 没落する(した)貴族階級が庶民を毛嫌いするようだ。

 今度はアメリカ人が中国人を嫌いになるのかな?

コメント

オサム
2011年4月5日16:17

個別の人々についてはあると思いますが、全体としてアメリカ人が中国人を
嫌いになることはないですね。フランスとは一緒にしないほうがいいと思います。

お気に入り日記の更新

日記内を検索