爪楊枝(追加)

2011年3月30日 日常
爪楊枝(追加)
 西山審議官のコメント

 http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY201103300233.html

 なんだか他人事のように聞こえる。

 フランスから来た留学生が、荷物もそのまま放り出して帰国したらしい。

 もう日本には帰ってこないようだと事務から連絡があった。

 昨日こちらで受け入れてくださっている教授(もう何回目かになるが)と話をした。

 『家族は大丈夫か? 被害はないか?』

 『大丈夫。ただ、もう少し酷くなったら…』

 西の方に兄弟がいるので、と言おうとしたのだが、

 『家族みんなでこちらに引っ越してくればいいよ』 と。

 こちらで給料もらえるんだったら引っ越して来たいのはやまやまだが、

残念ながら使い物にならないし。

 いずれにしてもフランス人の方が、よっぽど本気で心配している。

 大丈夫、大丈夫と政府も学者も、当事者の東電も、言質を取られないように

奥歯に何か挟まったような語り口。

 みなさん、爪楊枝、差し上げましょうか? 

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 やっと爪楊枝が効いたのか、ダウンした社長に代わって東電会長の会見。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110330-OYT1T00624.htm

 1~4号炉だけじゃなく、原発全部を廃止する方向で次の方策を考えることが必要だけど(http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110330-OYT1T00876.htm)、

もう、東電は無くなっちゃうのでそこまで踏み込むのは無理かな?

 『日本社』の社長も心身症みたいなので、交代すればもう少しはっきり見通しが付くのに。自分でも無理と思っているでしょ?

 原発のこと考えると文章が品が無くなる(というよりさらに品が落ちる)ので、あんまり考えないようにしよう(と一度書いたような気がする、つい数日前に)。

 今の仕事に勤しんで。

 写真のように日本と日本の空が青く晴れあがりますように。

 それにしても来仏1年目の記念の日(すなわちDNスタートの日)に、こんな文章を書くことになろうとは…。

 『原発は安い』を売り物にしたために、安全がないがしろにされ、結果としてもの凄く高くついた(これは東電だけにとってではなく、日本全体にとって)。

 政治の責任は重い。

 また、誰とは言わないが、原発に寄ってたかって甘い汁を吸って来た者たちの寝心地は如何なものなんだろうか?

 大きな話になるが、都市計画を見直し、熱をため込むアスファルトではなく、クーラーの代わりに緑と空間をふんだんに取り入れ、街自体が涼しくなるようなそんな街にはできないものなんだろうか。
 素人の単なる思い付きなんだが。
 専門家が知恵をだし、それを政治がバックアップする、そんな政府じゃないですよね、今のすっから菅内閣。
     

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