3月10日(アントワープ)
 音楽博物館に行った。

 小さな博物館だが、見せる(聴かせる)ための工夫がなされていて、たとえば小書きなど、どのような音が出るのかを携帯プレーヤーで聞くことができる。

 古い楽譜の展示があれば、その楽譜を演奏して聴かせる。

 もともとチェンバロが好きなのだが、joseph hector fioccoの曲をざらざらと言う少し割れた音で聴く古いチェンバロの音は素晴らしい。

 5回も6回も聞いてしまった。

 実をいうとこのチェンバロ演奏が実際に『その』チェンバロではないだろうし、音が悪いのはおそらくプレーヤーの所為なんだろうが、

良いな、良いなと思いながら、何度も聞き直した。

 地価は大水で水没してしまったことがあったそうで、今は大きな展示はなかった。

 小さな博物館で数時間も過ごしてしまい。結局この日はそのまま帰って休息を取ることにした。

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