Les Annees Douces ( 『甘い年月』) par Taniguchi &Kawakami(確か2回目)
 直訳するとなんともはや。

 『センセイの鞄』

 読んでいなかった、そして下巻も買っていなかったのを、

お友達の日記で見つけてしまって、とりあえず写真だけ。

 そして絵をなぞった。上巻の。

 こんな生徒学生が…ああ、やめておこう、妄想は。 

 その前に早く下巻も買ってきておかなければ買うこと自体を忘れてしまいそうだ。

 写真で撮るように文字が記憶に残る人がいるそうだが、

そんなことができればいいのになあといつも思う。

 遅いのだ、読むのが。日本語の漫画ですらかなり時間がかかる。

 その上、昔は遅いだけだったが、今は遅いうえに記憶に残らない。

 嘆いても始まらないので、ゆっくり読んで、忘れて、

初めて読むかのように再読し、初めて読むかのように三読、四読。

 時間をかけた五読目くらいで今やっと『葬送』が分かり始めてきた。

 何を読んでもそうだ。

 だいぶ損をしながら人生を送っている。 

 酒も飲まないわけではないが、1口、2口で酔っぱらってしまう。

 本も同じだ。1口、2口で酔っぱらって、数日

(数週間、数か月のこともよくある。もちろん数年のことも)

おいて、また1口。

 我が家ではワインを開けても途中で料理酒に変わってしまう。

 日本酒も。  

 人生にも酔っぱらっている? 1口か2口で?

 5回くらい繰り返さないと、きちんと味わえないんだろうが、

残念ながら人生は1回きりだ。

 ひょっとしてなっしーの人生も今や料理酒に変わってしまっているのかな?  

 冷蔵庫の片隅で、忘れられて。 

コメント

思惟
思惟
2011年2月16日17:08

「センセイの鞄」なんですね。わたしも時間をかけて味わいましたよー。
「葬送」は気になっていて未読のまま。
以前nassieさんのあしあとで知った「老人力」楽しく読みました。
いずれにしてもわたしも何度も読まないと記憶からぽろぽろこぼれてしまいます。

nassie
2011年2月16日17:51

「センセイの鞄」も送ってもらったんですが、早く読まないと開かないまま日本に持って帰りそうです。『甘い日々』は若い男の子が現れたところで上巻が終わりです。
『老人力』の水準を今や突破しているのではないかと、ちょっと心配です。最初読んだ時は、ただ面白いだけだったんですが。読み直してみようっと。こうやって目移りするのが老人力がついて来た証拠?

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