2か月も

2011年1月24日 日常
2か月も
2か月も
 散歩道の川沿いの遊歩道が立ち入り禁止になったのは去年の11月半ば、

ひょっとしたら末近くのことだった。

 いつもそこを通るわけではないが1週間に2度3度は通る。

 いずれにしても突然立ち入り禁止のフェンスができ、

何をするでもないそのままずっと立ち入り禁止だった。

 なぜこだわるかと言うとちょうどこの上を橋がわたっており、

しかも川沿いに町を取り囲む環状道路が走っている。

 要するに橋の上に交差点があって、遊歩道からいったん上がってその交差点を信号待ちして(実は赤信号でも渡るのだが)、

交差点の向こう側に行き、そしてもう一度遊歩道に下りる、

と言う面倒なことになる。

 ほんの1分か2分余分にかかるだけだが、心理的な”邪魔者”感は大きいものがある。

 何をするのか分からないが、どうせ年末までは立ち入り禁止だろう、と思っていた。

 ところが、何もやらないまま立ち入り禁止が続く。

 もちろんフランス人だから、このフェンスが動かされて、

当然立ち入って橋の下を通り抜け、

そのまま遊歩道と言うことが見え見えのように、いつもフェンスが少し開いていて、

またある時は閉まっていて、開いているという繰り返しだ。

 ただ、まだ、フランス修業が足りないといえる。

 年末どころか、正月過ぎてもフェンスは取り除かれず相変わらず立ち入り禁止。

 一度だけフェンスの向こうで作業をしていると思われる人がいたことがある。

 それからでももう1か月以上経った。

 が、つい、数日前のことだ。

 フェンスが無くなった。2か月ぶりに。

 ところが、フェンスで仕切って何をやっていたのか痕跡が見当たらないのだ。

 えええっ?とさすがに思ったが、その日は狐につままれたまま通り過ぎた。

 その2,3日後。よく見ると、川岸のフェンスが、ひょっとして新しいかも、

と言う感じで、極々控えめに新しかった。

 どうも土台を操作したようには思えないのだが20メートルほどのフェンスを取り換える

(ひょっとしたら新設?川沿いにフェンスはほとんどないので、新設かもしれない、が、記憶がない。フェンスがあったかどうか)

のに2か月。

 さすがフランスだが、これだけのことを言うために

-- 見出し内の文字数 --
文字数886
文字数(空白なし)866
漢字206 (23%)
ひらがな526 (60%)
カタカナ57 (6%)
英単語13
Unicode字0
40字行数(概算)79 (原稿用紙 4枚)
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なんと900字も使ってしまった。

なっしーももうすっかりフランス人だ。


※写真は1537年に建てられたというPfister家

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