昨日のことだった。
いつもの散歩コースを歩いていた。
数メートル先に、道路に手をやって何か探すような仕草をしている人がいた。
そばを通り過ぎ少し行ったところ、
『ねえ、ねえ』
と、話しかけられた。
『アジア人だよね? 中国人? 日本人?』
『日本人だよ』
『ほら、見てごらんよ、金の指輪。
マークがついてるでしょ?』
遠近乱のめがねを外して見てみたが、よく見えない。
『へえ。そうなんだ』
と言いながら立ち去ろうとしたら、後ろからもう一度呼び止められた。
『遠くから来たんだねえ。これ、記念にあげるよ。もって行けば良いよ』
と言われても、なんだか気が進まない。金の指輪なんて使い道ないし。
ただ、ほらほらと言われて握らされた。
それほど言うんだったら、と思って本物だったらとんだ拾い物だ、と思いながら
『メルシー』
と言って立ち去ろうと振り返った。
と、すぐに
『実はお金が無くってね。何か食べるものない?』
『持ってないよ』
『リュックの中に何か入ってないの?食べるもの』
『何もないよ』
『じゃあ、1ユーロでも2ユーロでもいいから、パンを買うだけ、パンを買う一部でいいから』
と言われたので、さっきの指輪を返して
『じゃあ、これでパンを買ったらいいよ』
と、言いながら別れた、
のだったらカッコいいんだが、
指輪を返すだけ返して、ちょっと肩をすくめただけ。
『じゃあ、これで』
と言えば良かったと思ったのは、歩き始めて10メートルほど歩いてからだった。
※ ずっとパソ子のお守りをしている。新生児を抱えたお母さんみたいで、何もできない。HDの絶対容量が足りないので、もう一つ買ってこないといけないんだが、そういう体制にまだ行かない。
いつもの散歩コースを歩いていた。
数メートル先に、道路に手をやって何か探すような仕草をしている人がいた。
そばを通り過ぎ少し行ったところ、
『ねえ、ねえ』
と、話しかけられた。
『アジア人だよね? 中国人? 日本人?』
『日本人だよ』
『ほら、見てごらんよ、金の指輪。
マークがついてるでしょ?』
遠近乱のめがねを外して見てみたが、よく見えない。
『へえ。そうなんだ』
と言いながら立ち去ろうとしたら、後ろからもう一度呼び止められた。
『遠くから来たんだねえ。これ、記念にあげるよ。もって行けば良いよ』
と言われても、なんだか気が進まない。金の指輪なんて使い道ないし。
ただ、ほらほらと言われて握らされた。
それほど言うんだったら、と思って本物だったらとんだ拾い物だ、と思いながら
『メルシー』
と言って立ち去ろうと振り返った。
と、すぐに
『実はお金が無くってね。何か食べるものない?』
『持ってないよ』
『リュックの中に何か入ってないの?食べるもの』
『何もないよ』
『じゃあ、1ユーロでも2ユーロでもいいから、パンを買うだけ、パンを買う一部でいいから』
と言われたので、さっきの指輪を返して
『じゃあ、これでパンを買ったらいいよ』
と、言いながら別れた、
のだったらカッコいいんだが、
指輪を返すだけ返して、ちょっと肩をすくめただけ。
『じゃあ、これで』
と言えば良かったと思ったのは、歩き始めて10メートルほど歩いてからだった。
※ ずっとパソ子のお守りをしている。新生児を抱えたお母さんみたいで、何もできない。HDの絶対容量が足りないので、もう一つ買ってこないといけないんだが、そういう体制にまだ行かない。
コメント