『葬送』 平野啓一郎 (新潮文庫 全4冊)
2011年1月15日 読書
実は上手く整理がついていない。
2人の芸術家、音楽家と画家。生まれた環境も作風も、もちろん芸術のジャンルも異なる。
この2人が出会い、深く共感し合い、共鳴し合い、
数多くの友人をともにしながら、
物語が語られていく。
ピアノの貴公子ショパン。言うまでもなく誰もが知っており、誰からも愛され、
もちろん天分にも恵まれ華のある生涯を送ったかの様に昔思っていたが、
故国を離れ、国を、友を、家族を遠くから思いつつ、その生涯を送った。
さらにまるで異質であるように思えるジョルジュ・サンドとの出会いと別れ。
病を抱え、燃え尽きるように短い生涯を終えた。
一方のドラクロワ。
ルーブルでもひと際目立つところに、大きな、数多くの絵が集められ、
否が応でもその絵画史上の足跡の大きさが目に飛び込む。
皆が手や鎌で草取りしていた時に、ブルドーザーでがさっと根こそぎ片づけるような、
大鑑巨砲主義の鼻持ちならない奴と無知ななっしーは思っていたのだが、
いや大きな誤解だった。
この2人を向こうとこちら、と言うより双子の太陽と言った方が良いだろうか、
に据えながら、その間で多くの人々が、なっしーのすぐ面前にいるかの様に、
そしてその話し声が聞こえるかの様にして物語が展開されていく。
ショパンとドラクロアは、
深く理解し合い、尊敬し合い、相手を思い、
相手のことを自分のことであるかのように悩みながら物語が展開されていく。
そして、物語は、ショパンの体調に合わせて少しずつ、少しずつ沈んでいって、
永遠の別れ。
涙無しで読むことは出来ない。
読んだあとの感動の深いこと。 あざといくらいに。
また、読み直している。何度も何度も部分的には読み直しながら読んだのだが。
-- 文書の文字数 --
文字数697
文字数(空白なし)696
漢字204 (29%)
ひらがな385 (55%)
カタカナ50 (7%)
英単語0
Unicode字0
40字行数(概算)73 (原稿用紙 4枚)
2人の芸術家、音楽家と画家。生まれた環境も作風も、もちろん芸術のジャンルも異なる。
この2人が出会い、深く共感し合い、共鳴し合い、
数多くの友人をともにしながら、
物語が語られていく。
ピアノの貴公子ショパン。言うまでもなく誰もが知っており、誰からも愛され、
もちろん天分にも恵まれ華のある生涯を送ったかの様に昔思っていたが、
故国を離れ、国を、友を、家族を遠くから思いつつ、その生涯を送った。
さらにまるで異質であるように思えるジョルジュ・サンドとの出会いと別れ。
病を抱え、燃え尽きるように短い生涯を終えた。
一方のドラクロワ。
ルーブルでもひと際目立つところに、大きな、数多くの絵が集められ、
否が応でもその絵画史上の足跡の大きさが目に飛び込む。
皆が手や鎌で草取りしていた時に、ブルドーザーでがさっと根こそぎ片づけるような、
大鑑巨砲主義の鼻持ちならない奴と無知ななっしーは思っていたのだが、
いや大きな誤解だった。
この2人を向こうとこちら、と言うより双子の太陽と言った方が良いだろうか、
に据えながら、その間で多くの人々が、なっしーのすぐ面前にいるかの様に、
そしてその話し声が聞こえるかの様にして物語が展開されていく。
ショパンとドラクロアは、
深く理解し合い、尊敬し合い、相手を思い、
相手のことを自分のことであるかのように悩みながら物語が展開されていく。
そして、物語は、ショパンの体調に合わせて少しずつ、少しずつ沈んでいって、
永遠の別れ。
涙無しで読むことは出来ない。
読んだあとの感動の深いこと。 あざといくらいに。
また、読み直している。何度も何度も部分的には読み直しながら読んだのだが。
-- 文書の文字数 --
文字数697
文字数(空白なし)696
漢字204 (29%)
ひらがな385 (55%)
カタカナ50 (7%)
英単語0
Unicode字0
40字行数(概算)73 (原稿用紙 4枚)
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