BMW欲しくない? その2 (ここは犬小屋)
2010年12月23日 日常 コメント (2)
『ここは犬小屋なの』
BMW欲しくない?の奥さんが言った。
目黒区の高級住宅街。100~150坪くらいありそうな敷地に建坪3、40坪くらい。
2階建て。
建物自体は豪勢というほど大きくはない。
駐車場の上に屋根が渡してあって、車の他に箱に入った商品が山積みになっている。
和風の庭。その端っこの一角が、
山から流れ落ちる水が小さな湖を作るような風景のミニチュアになっている。
『シモキタ(下北沢)に家があってね、あっちはちょっと立派な家なんだ』。
『あ、いや。ここ、ここ凄いですよ。凄い立派』
と、うろたえたなっしーはまさしく田舎物の反応。
『土地を買ってそのまま放っておいたら、近くの人たちが、
ここは誰それと場所を決めて勝手に駐車場に使っていてさ』
と話が続く。
あるときその駐車場所を巡ってけんかになった。
そして、
『お宅の駐車場で喧嘩をしてる。うるさくってしょうがないから、静かにさせて』
と、電話があって家を建てることにした。
『それが傑作なのよ。
ある電気メーカーがクーラー(まだクーラーが主流だった時代の話)を作ったんだけど、それが失敗作でさ』
大量に不良在庫を抱えることになった。
そうした時、公団だか公社の全住宅にクーラーをつける話が突然浮上して(経緯は不明)、
この奥さんの口利きで、その『失敗作』が採用された。
突然の話で、どのメーカーもブツを調達できず、在庫をふんだんに抱えていたこのメーカーしか対応できなかったのだ。
どっちにとっても渡りに舟だが(舟のために川を作った?)、もちろんメーカー側の有難みの度合いは2桁も3桁も高い。
お礼をしたいと言うので、じゃあとこの家を建ててもらった。
『何か注文があるか?』と聞かれたので
『好きに建てて。でもクーラーだけはD社(中居君がCMやっているところ)のにしてね』
と頼んだんだそうだ。
『そこで、飼っていたマルチーズ2匹をシモキタからここに転居させて、その子たちと私の健康のために、毎日散歩しに来ているってわけなのよ』
クーラーは確かにD社製だった。
BMW欲しくない?の奥さんが言った。
目黒区の高級住宅街。100~150坪くらいありそうな敷地に建坪3、40坪くらい。
2階建て。
建物自体は豪勢というほど大きくはない。
駐車場の上に屋根が渡してあって、車の他に箱に入った商品が山積みになっている。
和風の庭。その端っこの一角が、
山から流れ落ちる水が小さな湖を作るような風景のミニチュアになっている。
『シモキタ(下北沢)に家があってね、あっちはちょっと立派な家なんだ』。
『あ、いや。ここ、ここ凄いですよ。凄い立派』
と、うろたえたなっしーはまさしく田舎物の反応。
『土地を買ってそのまま放っておいたら、近くの人たちが、
ここは誰それと場所を決めて勝手に駐車場に使っていてさ』
と話が続く。
あるときその駐車場所を巡ってけんかになった。
そして、
『お宅の駐車場で喧嘩をしてる。うるさくってしょうがないから、静かにさせて』
と、電話があって家を建てることにした。
『それが傑作なのよ。
ある電気メーカーがクーラー(まだクーラーが主流だった時代の話)を作ったんだけど、それが失敗作でさ』
大量に不良在庫を抱えることになった。
そうした時、公団だか公社の全住宅にクーラーをつける話が突然浮上して(経緯は不明)、
この奥さんの口利きで、その『失敗作』が採用された。
突然の話で、どのメーカーもブツを調達できず、在庫をふんだんに抱えていたこのメーカーしか対応できなかったのだ。
どっちにとっても渡りに舟だが(舟のために川を作った?)、もちろんメーカー側の有難みの度合いは2桁も3桁も高い。
お礼をしたいと言うので、じゃあとこの家を建ててもらった。
『何か注文があるか?』と聞かれたので
『好きに建てて。でもクーラーだけはD社(中居君がCMやっているところ)のにしてね』
と頼んだんだそうだ。
『そこで、飼っていたマルチーズ2匹をシモキタからここに転居させて、その子たちと私の健康のために、毎日散歩しに来ているってわけなのよ』
クーラーは確かにD社製だった。
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