2010年12月18日 日常
雪
雪
雪
 雪だ、雪だとはしゃいでいたのが嘘のように、うんざりしてきた。

 寒い。暖かい空気は上に行くのでロフトの方が暖かく、あいにくとそこにはベッドがある。

 つい怠惰に寝転んで、つい怠惰に本を読み、ついうとうとし、その内熟睡する。

 夕方には屋根の雪も落ち、道路も表面上雪はなくなるが、代わりにつるつるになる。

 そして朝を迎える。

 数センチの雪。屋根は真っ白、道路も真っ白だ。

 ジョギングシューズのせいか、靴が滑る。

 歩くのに細心の注意が必要で、あんなに入れ込んでいた散歩もつい疎遠になる。

 あと、4ヶ月しか残っていない。溜まった仕事が終わらない。

 この溜まった仕事を片付けないまま日本に帰ると、永久に終わらない。
 
 借金漬けの家計と同じだ。返済しても利子を返済しているだけだ。

 ただ、死んでしまえば借金取りも原稿取りも押しかけては来ないだろう。

 昨日は1歩も外に出なかったので、今日はとりあえずマルシェに行って、その後散歩でもしようか、と出た。 

 マルシェは出店も少なく、客もまばらだった。

 買い物をして財布をバッグに入れ、チャックを開けたままにしていたら、

『ダメだよ、ここはマルシェなんだから』

 と仲良しのチャーハンのベトナム人のおじさんに言われ、慌てて閉めた。

 気を緩めるとダメだ。旅行中にもちょっと不味い、と思ったことが何度かあったのに、ついつい気が緩んでしまう。

 隣で果物を買って1ユーロ85を、勘違いして1ユーロ80しか渡さなかった。

 あっと気づいて小銭を探し始めたら、『良いよ、良いよ』のウインク。

 パンも買ってきたし、土日の、プチ「つごもり」の準備は整った。

 さあ、今日は久しぶりに散歩だ。

 ※ 久しぶりの散歩に行って来た。1時間8000歩だ。
 寒さで頭がキリキリ痛い。風邪をひいたかもと心配したが、部屋に戻るとなんとも無い。要するに寒さのせいだ。毛糸の帽子を被り、その上に皮のコートのフードを被ったのに。

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