健康診断
 雪交じりの雨の中、健康診断を受けた。

 どうも待合室が2つのグループに分かれていて、比較的ゆっくりと座れる部屋に通された。

 もう一つのグループは廊下に並んだ椅子に座るのだが、椅子が足りず立っている人も多い。

 通された部屋は健康診断グループで、向こうは滞在許可の書換だけなのかもしれない。

 こちらが終わった時には誰もいなくなっていた。

 レントゲンを撮り、素敵な看護婦さんとの面談、そのあと、これも素敵な(男性)のお医者さんとの面談。

 9時半に着いて、終わったのは12時少し前だ。

 健康診断グループの他の人たちは滞在許可証を出したりして窓口でやり取りしていたが、

担当者の男性がふと気づいて、『あ、あなたはもう帰って良いんです』

 「あの、340ユーロ」

 「あ、それは県庁に払ってください。あなたは特別」

 何が特別なのか分からないが、みんなこちらの部屋の人は研究者かな、

と思っていたのだが、どうやら学生のようだ、会話の中身が(全部当てずっぽう)。

 面談ではフランス語?英語?と聞かれて、「下手だけどフランス語で」

 「化学?」   「いや、法律」

 「ああ、だったらフランス語ね」  「いや、下手なんです」

 これ、看護婦さんのところでやり、お医者さんのところでも繰り返したが、

最後から2人目と言うこともあって、お医者さんのところではちょっとだけ学問的な話をした。

 で、雪混じりではあるが、晴れて国鉄の駅に行き、朝6時半発のレンヌ行きを予約。ホテルもレンヌにとりあえず2泊予約。

 その先はヴァンヌに行くことにした。時間があればもっと回りたいが、

とりあえずレンヌを3日にするか、ヴァンヌを3日にするかの選択を残したまま、出発することにした。

 ヴァンヌに行ったらカルナックまで1時間ほどのバスがあるらしいので、

出来ればストーンヘンジと、

天使が下りてきそうな

(ケルトの遺跡を見るとどうしてもあの歌が、あの旋律が響いてくる、頭の中に)

海岸を見に行きたい。
 
 昔の祭祀施設だったらしい小さな洞穴にもう一度行ってみたいが、どこにどういう風にあったのか忘れてしまった。

 でも、そういうのがあったと覚えているだけでも感心だ。

 今日の昼何を食べたかを忘れてしまうのだから、10年後レンヌって、何?

ヴァンヌって何?

 何? って言えるってことは生きてるってことだけど…。

 さあ、荷物を作らなければ。寝坊は禁物!
  

コメント

ドロシーNO2
2010年12月7日2:01

パリは雪でした、ドイツは勿論ひどい雪。
TGVもICEも遅れ遅れで…こんなに早く冬がやって来るとはちょっと計算外の出来事。
どうぞ気をつけてお出かけください。

nassie
2010年12月7日3:35

ヨーロッパ中雪のようですね。
明日TGVちゃんと動くでしょうかね。朝6時半なので、5時起きです。
ブルターニュのミシュランガイド見ていたら、あ、ここも行った、あ、この町良かったんだよな、といろいろ思い出しちゃいました。

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