じゅ すい じゃぽねーず
2010年11月3日 日常 コメント (5)
なっしーは父親が英語の教師をしていたので、比較的英語が好きで、得意科目だった。
大学に入ってフランス語を始めたが、落武者となって、それがトラウマのようになっている。
先日書いた高校の同級生のNさんは、多言語国家ベルギーの人と結婚したこともあるのかも知れないが、10カ国語近くのヨーロッパ言語をこなす。
うらやましい限りだ。
もう1人これも変わった、うらやましい知人がいる。
母子家庭に育って、新聞配達で妹の学資を稼ぎ、なっしーがついて行けなかった大学で外国語をやっていた。
高校時代に英語が普通に読み書きできるようになっていた。教材はもっぱらポルノ小説だったそうだ
(ちなみに、なっしーは同じ頃、通称『山貞』で”鯨の公式”を覚え、ガリ版刷りのような誤植だらけの700選で勉強していた。点が取れるので出来ると思っていたが、辞書を引いて新聞を読むようじゃ役に立たなかった=状況は未だに改善されていない、フランス語も含めて)。
彼は大学ではスペイン語、ポルトガル語、それにドイツ語が普通に読み書きできるようになっていたようだが、就職せず、なっしーの親友の一人と一緒に女子校の夜警をやっていた。
あるときその女子校の宿泊室で、
「なっしーさん。フランス語教えてくださいよ」
と言われて、
「ムリムリ。落伍者なんだから」
と答えたが、これが彼との最後の会話だ。30数年前の話だ。
その2、3年後にバカロレアに合格したと聞いた。外国人用のではあろうが、大変難しかしいはずだ。
「教えてよ」と言われた時はまだA、B、Cを始めたばかりだったというのに。
ところが、大学には入らず、その合格証を語学能力の証明書として使って、あるテレビ会社のロケの通訳としてアフリカに行った。
風土病にかかって死にそうになった、と言う話を聞いた。後遺症にも大層悩まされたそうだ。
ポルトガルで大学教授をやっていると聞いたのはそれから10年後、そして、それからまた10年後くらいに、
ドイツの大学で物理学だか数学の教授をしていると聞いた。
外国語が出来過ぎるのはヨーロッパでは必ずしも尊敬されないと聞くが、北欧の人たちにとって4、5カ国語の読み書きは特別のことではない。
とりわけ話すだけではなく読み書きが出来るというのはそれだけ世界が広がる。もちろん話すだけでも広がるのだが。
なっしーはというと、言葉の問題というより基礎的な読み書きの能力が少し欠けているのかな、と思わ無いではない。
読むのも書くのも(もちろん日本語の話)大変に遅いのだ。
ところで、フランスにいた時は、ラジオで笑っていた長男、長女も帰国半年後にはフランス語は飛んで行ってしまった。
長女は大学でフランス語で落第点を取ってすんでの所で留年になるところだった。
発音だけは出来るのだが、恥ずかしいので、じゅ すい じゃぽねーず(日本人です)、と日本人式に読んでいたそうだ。
どうも呪われた家系のようだ、なっしー家は。
※ みんながみんなこの2人のように出来る訳じゃ無いし、彼らからはちゃんと努力してから言って欲しい、と言われちゃいますね、正直なところ。
でも、うらやましいな。
大学に入ってフランス語を始めたが、落武者となって、それがトラウマのようになっている。
先日書いた高校の同級生のNさんは、多言語国家ベルギーの人と結婚したこともあるのかも知れないが、10カ国語近くのヨーロッパ言語をこなす。
うらやましい限りだ。
もう1人これも変わった、うらやましい知人がいる。
母子家庭に育って、新聞配達で妹の学資を稼ぎ、なっしーがついて行けなかった大学で外国語をやっていた。
高校時代に英語が普通に読み書きできるようになっていた。教材はもっぱらポルノ小説だったそうだ
(ちなみに、なっしーは同じ頃、通称『山貞』で”鯨の公式”を覚え、ガリ版刷りのような誤植だらけの700選で勉強していた。点が取れるので出来ると思っていたが、辞書を引いて新聞を読むようじゃ役に立たなかった=状況は未だに改善されていない、フランス語も含めて)。
彼は大学ではスペイン語、ポルトガル語、それにドイツ語が普通に読み書きできるようになっていたようだが、就職せず、なっしーの親友の一人と一緒に女子校の夜警をやっていた。
あるときその女子校の宿泊室で、
「なっしーさん。フランス語教えてくださいよ」
と言われて、
「ムリムリ。落伍者なんだから」
と答えたが、これが彼との最後の会話だ。30数年前の話だ。
その2、3年後にバカロレアに合格したと聞いた。外国人用のではあろうが、大変難しかしいはずだ。
「教えてよ」と言われた時はまだA、B、Cを始めたばかりだったというのに。
ところが、大学には入らず、その合格証を語学能力の証明書として使って、あるテレビ会社のロケの通訳としてアフリカに行った。
風土病にかかって死にそうになった、と言う話を聞いた。後遺症にも大層悩まされたそうだ。
ポルトガルで大学教授をやっていると聞いたのはそれから10年後、そして、それからまた10年後くらいに、
ドイツの大学で物理学だか数学の教授をしていると聞いた。
外国語が出来過ぎるのはヨーロッパでは必ずしも尊敬されないと聞くが、北欧の人たちにとって4、5カ国語の読み書きは特別のことではない。
とりわけ話すだけではなく読み書きが出来るというのはそれだけ世界が広がる。もちろん話すだけでも広がるのだが。
なっしーはというと、言葉の問題というより基礎的な読み書きの能力が少し欠けているのかな、と思わ無いではない。
読むのも書くのも(もちろん日本語の話)大変に遅いのだ。
ところで、フランスにいた時は、ラジオで笑っていた長男、長女も帰国半年後にはフランス語は飛んで行ってしまった。
長女は大学でフランス語で落第点を取ってすんでの所で留年になるところだった。
発音だけは出来るのだが、恥ずかしいので、じゅ すい じゃぽねーず(日本人です)、と日本人式に読んでいたそうだ。
どうも呪われた家系のようだ、なっしー家は。
※ みんながみんなこの2人のように出来る訳じゃ無いし、彼らからはちゃんと努力してから言って欲しい、と言われちゃいますね、正直なところ。
でも、うらやましいな。
コメント
英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語、オランダ語(ってあります?(^_^;))・・・・他にも何かありますか?・・・無知な質問で済みません(^_^;)
ベルギーは独、仏、蘭(の方言)が公用語、スイスは4つあります。北欧3国の大学生は、隣国の言葉の他に英語、ドイツ語などからいくつかは勉強するのが普通だと(20年前に)スエーデン人、フィンランド人の留学生から聞きました。
フランス人は語学が苦手なので、外国語としてイタリア語、スペイン語を選択するんだそうです。英語をやるのは一部のエリート層。
今日本の大学では中国語が大ブームですが、勉強しやすいんですよね(フランス人のスペイン語と同じ)。自分でも暫く前に始めましたが、この年になってからでもある程度物になりそうな気がします。フランス語はダメだけど。
私はこの年齢になって再び西語を勉強していますが、語学はやはり所詮一つのツールです。若い頃は読むことと話すことばかりに気を取られていたような気がしますが、流暢に話すことだけじゃなくて話したい事がなければいくら喋れてもね!
スペインでも以前は外国語と言えばフランス語が必須でしたが今ではすっかり英語にとって代わられました。(スペイン人も外国語がすごく苦手です。スペイン人の英語の発音はスペイン語風なのですけどね 笑)
ヨーロッパはお隣同士の国でも言語が違うのがとても興味深くて(あれだけ歴史的に密接であったにもかかわらず)、どの国も自国の言葉をとても大切にしてきたのだと思います。
フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ルーマニア語そしてスペイン語は親戚のようなものだけれど、フランス語はどうしてあんなに美しく聞こえるのでしょう!
お母さんが子どもを叱っていても歌ってるように聞こえますもの♪
それに引き替え、スペイン語は普通に話していても喧嘩しているみたいです(笑)
フランス語は音の高さが日本語に非常に近いので、日本人にはとても心地よく聞こえますね。
前回帰国して直ぐ目黒の『とんき』に行った時、後ろのアメリカ人の声が凄く癇に障ってうるさかったんですが、長女がje deteste les americainesとぼそっと言いました(英語の音域は随分高いですよね)。
おいおい。アメリカ人でもフランス語分かる人中にはいるかもよ、とたしなめましたが(ちょっと偏見っぽい?)凄く分かります、長女の反応。
日本人が英語出来ないのはこの音域にもかなり理由がある、と聞いたことがあります。だとすると日本人はフランス語が出来ても良いんですが、少なくとも私は出来るようになりませんね。
私はどうも語学に対するセンスがないのでしょう。。。
まさに、ジュ スイ ジャポネーズから進歩しません^^;
いつも読ませていただいてるのでご迷惑かもしれませんが
勝手ながらリンクさせていただきます。
よろしくお願いします。