あら、いやだ、どうしよう?
 散歩が生きがいのようになっていて、早く食事を済ませて散歩に行きたくて仕方が無い。

 点取り主義の申し子が恐らく団塊で、少し下の世代になると、もう少し醒めているような気がする。

 なっしーは点取り主義の時代の申し子と言うか落とし子というか、その悲しい性が、

1,2,3,4、   5、6,7,8  9,10,11,12 …

と4歩で一息吸い、4歩で一息吐きながら、ひたすら12500歩を目指させる。

 時々数がずれるのが、気になって仕方がない。

 64、65,66,67では、調子が出ない。すぐに69,70,71,72に修正する。

 終わりが4の倍数じゃないと、100で終われないので、そこに気をつかう。

 100までくればまた1からだ。

 1日およそ10km位。多い時は15km歩く。

 でも12500歩にはこだわりがある。なんで12500だと言われても、理由なんか無い。

 いろんなことを考え合わせて(と偉そうに言っているが何も考えていない、ほんとは)

 12500なんだ、それで何が悪いと開き直る。1日休むと15000歩を5日やらないと取り戻せない。結構しんどい。

 歩いているといろんなことを考える。

 今日の夕飯はイマイチだったな、とか、今日は左足の調子がイマイチだ、とか。

 あぁ、ジロー・タニグシ帰ったら読んでみようとか、中国語もやりたいな、とか。 最近はドボ8とも疎遠になったが、音楽も聴く、フランス語のテープも聞く。

 歩いていると、脈略無くいろんな妄想が浮かんでくる。

 1,2,3,4、   5、6,7,8 …

 昨日のこと。

 ふと思い出した。何で思い出したのか、本当に脈略が見えない、

 勝又進。 東京教育大で物理を専攻していて、漫画家になった人だ。

 青林堂から作品集が出ている。
 
 田んぼの畦を歩いている若い女性が、足を踏み外してちゃぽんと田んぼに落ちて、ちょっと泥がついて服が汚れてしまう。、

「あら、いやだ、どうしよう?」乙女らしく言って、

泥を拭おうとして、手の泥が服につき、

イヤダイヤダ、と言っているうちに服が泥まみれになってしまい、結局田んぼの中を

ばしゃばしゃっと大股で歩き始める、と言うマンガ(記憶違いがあるかもしれないが)。

 なっしーの散歩も、何度か、泥がかかったことはあるのだが、まだ今のところ

その泥も広がらず「あら、まあ、イヤダワ」ですんでいる。

 いつ、泥まみれになってしまうんだろうか。この散歩乙女。

 ぷつんと切れた時が怖い。これがまさしく点取り主義の一番弱いところ。

 ご利益は、目に見えない『健康』。

 点取り主義にも物取り主義にもなかなか見えないご利益だ。

 おまけに12500に理由が無いし、ちょっときついのも明らかだからだ。
 、

コメント

アミ
2010年10月13日11:25

買い物の時、「4歩で1息走法(?)」 真似してみました。
私は、123,4でブレス、また567,8でブレス。
ワルツになっちゃいました。(笑)

nassie
2010年10月13日18:37

肘を曲げて、指を軽く曲げ、手を上下に軽く振るようにして、歩幅は少し狭く取るとひとりでに早足になり、4歩一息のリズムになります。最初は2歩一息で始めて、そのうち体がほぐれて来たら、4歩にすると良いと思います。あっという間に30分くらい経ってしまいますが、都会の歩道で人通りが多い所ではちょっと難しいかもしれませんね。
私の住んでいるところは、ここでも日本でも散歩する道がふんだんにありますので、速歩も可能ですが、日本にいるとシェルティのお供がつくのでなかなか思い通りに行きません。あぁ、会いたいな。

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