この霧が夕方だったら、まさしくたそがれの人生
 昨夜、若い先生のお宅にお呼ばれで、少しワインを飲み、

果物や野菜のふんだんに入ったアントレ、アルザス風だと言うおコメのリゾットとデザートを含めて2時間半ほど、

奥さんやお嬢さん

(食事を早めに切り上げて勉強:コレージュ(中学)からリセ(高校)に入ったところなのですごく勉強し始めたと先生が仰っていた)

と一緒にご馳走になった。

 あそこ(宿舎)はキッチンがあるはずだが、自分で作るのか?と聞かれ、

作るけどお肉を焼くだけで野菜はほとんど無し、と答えると、

何度もお代わりを勧められたが、なにぶん胃に弾力性が乏しくなってきているので、

アントレを少し追加してもらっただけですませた。それでもお腹一杯。

 今度の日曜日、天気予報では晴れそうなので、田舎道を自転車で少し走ろう、とてもいいところがあるんだ、と誘っていただき、

待ち遠しい。  雨よ、降らないでおくれ!、と祈るばかりだ。

 この先生がtaniguchi jiroを紹介してくださった方で、

去年、中国に行って、今自分の中で中国と日本のマンガが大ブームなんだ、

と仰っている。

 どこかで何とか予算を取って日本にお呼びできればいいなと思っている。

 今日、先生の学部3年生向けの授業を聴きに行ったが、

流石に知ったことばかりなので、ほとんど全部ノートに取れる。

授業後、『この授業はつまらないから来なくていいよ』といわれ、

『知っていることばかりなのでよく理解できて、面白い』

と答えたのだが、

要するに語学ができないということは、単語や表現も含めて

知らないことが多すぎる

からだという当たり前のことに、改めて気がついて、

俄然やる気が出て来たのだった。

だが、外を見ると相変わらずの霧。 五里夢中のなっしーの人生を象徴するような朝。

この霧が夕方だったら、その方がもっとなっしーの人生、たそがれの人生を象徴していたかもしれないな、とふと思った。


 ※写真は法学部の建物。晴れていれば、赤、青、緑の日除けが目に飛び込んで来る、腰を抜かしてしまいそうな建物(朝、別のところで腰を抜かして転んでしまいました。年は取りたくないもの) 。

 気がつきませんでしたが、写真を大きくすると、猫か何かがお手をしているように見えますね、エントランスの所。

 なお、法学部の建物は、カテドラルと向かい合うかのように建てたのに、途中さえぎるものがどんどん増えて来てしまって、何でこんなところにこんな建物が、とうまく理解できない建物になってしまったんだそうです(法学部は威張っているので、他学部からは陰口たたかれてばかり。わが社も同じですが)。
 数年前初めて訪れた時、フランス人の(色彩)感覚に本当に腰を抜かしそうになった建物です(5月に来た友人は、こんなところで勉強したくない、と)。

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