2010年10月7日 日常
霧
霧
 寝坊した。

 一旦6時半の目覚ましで目を覚ましたのだが、真っ暗なこともあって、眠り直し。8時だった、起きたのは。

 天窓が曇っているのでまた雨かと思いながら窓のカーテンを開けると、車がヘッドライトを点けて走っており、一面の霧。

 高速道路で何十台、何百台の事故というのはテレビで見ただけだが、結構ニュースになる。自分で走っていても、谷間で前が見えないほどの霧に出くわしたことは何度もある。

 雨でも風でも、日本のように優しくない(日本でも、富士山の周りなど、優しくない時も所も結構あるが、霧の中に入り込んで、すぐ前が本当に見えない経験は、そうざらにあるわけではない)。

 南仏にいた時は、風でおばあさんがバケツのように転がされるのも何度か見たことがある(ミストラルと呼ばれ風速30mを越えることも珍しくない)。

 ストラスブールでは、そんな風にはまだ出会っていないが。

 からっと晴れ上がった空も好きだが、ヨーロッパの、霧の中に古い建物が薄っすらとベールをかぶっているのも風情がある。

 生まれ育ったのが、瀬戸内で基本的にはからっと晴れ上がっているのに、物凄い霧で前が見えなくなることが1年に何度かあった。

 大人になってからは都会に住んでいる所為か、あまり、覚えがないきがする。

 エクスしかり、ストラスブールしかり、青い空と乾いた空気と、深い霧。 

 幼児体験にいつまでも引っ張られ、そんな街が好きなのかな、とふと思った今朝の目覚めだった。

 いや、むしろ年を取ると段々子供になっていくと言うが、そういう風に幼児に戻っているのかな。


※ 8日朝もまた霧だったので、写真を入れ替えました。変り映えしませんが。

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