Sちゃん2ば~ん!
 以前フランスにいたときに、中心街から歩いて15~20分くらいかかる所に住んでいた。

 ケルトの大集落(2万人くらい住んでいたらしい)が、住まいから5分くらいのところにあり、そこが小高い丘の頂上になる。

 町に出る時、バスを使うこともよくあった。

 長女はバス停の近くまで来ると 

「Yがいちば~ん」

と言いながら、さっと走って行ってバス停に並ぶ。

 次男は

「Sちゃん2ば~ん!」と言ってその後ろに。

 この差が大学に入る時のその大学の、入学し難さの差からいうところの、

この2人の差になって表れて来ている。

こんな話、自分が縁がないわけではない世界にいて変な話だが。

 そして、フランスで生まれたのでそんなこと何にも覚えていない次女は、

1ば~んとか2ば~んとかとは、まるで縁のない世界で、

ひとり静かにのんびり歩いている。

ところが、昨日スカイプで話をしていて、

なんと、この、独立独歩、のんびりやの次女が、大手予備校の夏休みの公開模試で、

志望校の受験者の中で

『1ば~ん』

だったという。

全受験者であれば腰を抜かすところだが、もちろんそんなわけはない。

でも、去年つれなく振られて今に至っている大学だ。

びりで良いから入ってもらいたいのが親心なので、

このまぐれ当たりを、本当は来年に取っておいて貰いたかったのだが、

それでも、親ばかながらうれしい。

でもまあ、どこでも良いから入ってしまえば、そこが神が望んだ運命の出会いで、

大学なんてどこでもおんなじ。生かすも殺すも自分次第。

教師の側からは無責任な話だが。

コメント

ミハーハハ
2010年9月20日17:43

次女ちゃん1ば~ん、すごいすごい。人生で一番になるなんてめったにあることではありません。来年に取っておくなんて言わずに、素直にオメデトウ

nassie
2010年9月20日21:49

親ばかですがうれしいです。ただ、まだ夏休みなので、まだまだ老人、じゃ無い、浪人が先行ですし、現役の連中は夢を追って上の方を目指しますのでね。

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