13日の金曜日が、昨日来てしまっていたような感じだが…
 ずっと自制していたのだが、昨日とうとうスーパーで買って来た寿司を食べた。

 サーモンの握りが主体で、丸く小さな海苔巻き状のものもあったが、まずい。

 覚悟はしていたと言え、相当なものだ。

 相当というか、すごいまずい。

 酢飯が、素甘(すあま)と言うか桜餅というか、それほどには甘くはないが、ほんのりと言う程度を超えて甘い。おまけに固まっていて、本当に桜餅のように団子になっている。冷解凍の技術も何もあったものではない。いや冷凍する前にこの状態だったのかもしれないが。

 昼間、駅までチケットを買いに行って、その帰りに、以前から見かけていた日本食レストランのメニューを覗いて帰ってきたのが悪かった。

昼の定食で30ユーロ、夜だとその倍以上。

刺身と握りが主体で和風ステーキがついているのもあった。

それを2、3ユーロくらいで代替させようと言う根性がいけない。

日曜日にパリに行くので、あと二日分の食料をと思って入ったいつものスーパーでこの握りを見つけて、今日ならお腹を壊しても娘と合流するまでには回復するだろう、と思ってしまったのだ。

 夕食後、口直しに、カシューナッツの(この取り合わせも物凄い!)袋を開けて、食べ始めたが、これもまずい。

カラカラに乾いていて、袋から出して1週間か2週間くらい経っているかのようなカシューナッツ。

 やけくそついでにこれも全部食べてしまった。袋を見ると200グラム、1200カロリーと書いてある。

 病院のお年寄りの1日分のカロリーを夕飯後のヤケクソで摂取してしまったわけだ。

 1日早い13日の金曜日。

 ところでチケットを買うとき、老人用パス(チケットが25か50パーセント割引になる。ただし、年会費56ユーロ)を一緒に買った。

 少なくともパリ2往復すれば元が取れる。

 割引パスを持っているか?といつも聞かれるので、いつか申し込もうと思っていたのだが、今申し込めるかと聞いたら、OKだと言うので申し込んだ。

 向こうはてっきり若者パスを想像したようだが、シニアパスなんだったんですよね、これが。

 「ええっ?」

と言われたが、年齢確認も、写真が必要なのもかまわず(写真はもっていたのでそれを使った)、発行してくれた。

 おおらかなものだ。

 フルムーンパスでしたっけ?日本の。

 年齢あわせてだか、どっちかだかが一定年齢以上で持てるパス。

 80と20の公序良俗に反するようなカップルでももらえるやつ。あれも会費制なのかな?

 こちらのシニアパスも1年で56ユーロ。高いのか安いのか。でももう半分は元を取った

 滞在許可証が取れたら絶対にブルターニュまで行くんだ!!!

 これでしっかりお釣りが来る。

 寿司のお釣りも。
 

コメント

ミハーハハ
2010年8月14日8:02

申し訳ないけど、舌打ちしたり、がっかりしたり、あたふたしたりしているなっしー様を想像するととっても楽しいです。

若者に見られたんですね。すばらしい!
シニアパスしっかり使ってください。

yasai
2010年8月14日21:46

見栄えがすると、ついつい騙されて、値段が安いのだから、そんなに良い筈ないと、思いつつ、手に入れてしまいますね。食べ物も、女の人も同じかも、女房に怒られそう。

nassie
2010年8月16日5:21

ミハーハハ さん

 シニアパス。使ったは良いが、車内検札でパスのカードを見せろとかパスポートを見せろとかしつこく言われました。

 でもめげないで使い続けてやるんだ、と改めて…

 それにしてもやはりパリは怖いです。なかなか気が抜けない。我ながら、やはり野に置け月見草(じゃない、蓮華草かな?、じゃなくてどくだみの花くらいですかね)で、主役は張れない人間だな、と思いますね。

nassie
2010年8月16日5:27

yasai先生

安いものもすぐ欲しくなりますが、貧乏育ちの所為か、高いといいものだと思って、中途半端に高いものに手を出してしまうさもしい根性が、我ながら情けない。

どうせなら屋根を金ぴかにすればいいのに(それの方が本当は好きなんだろう、と、影の声が言ってます)、ちょっといい瓦で葺いてしまう、とか。

yasai
2010年8月16日20:28

貧乏のボウ(棒)もしだいに太くなり。振り回されぬ、年の暮れかな、若いときは耐えたけど、今は楽しみに近くなりました

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