世界中に3人の

2010年6月28日 日常
世界中に3人の
 数日前の夕方のことだ。

 クレーベル広場という街の中心にある広場を歩いていたら、

見覚えがある人がつかつかっと寄ってきて、

「ボン・ジュール」

と握手を求めてきた。

「ええっと、ええっと」

と戸惑いながら、

「ボ、ボ、ボン・ジュール」

と曖昧に握手を返したのだが、我が学長秘書の『H』さんではないか!

 なんで、『H』さんがストラスブールに?

 なんで、『ボン・ジュール』?

いや、でも、どうも『H』さんではないみたい、などと混乱した頭を冷やしながら整理してみると、

そういえば、到着してすぐに食事をごちそうになったのだが、どうもその時にいた若手研究者の1人らしいと思い出した。

 で、そうやって思い出してみれば、あの時にも『H』さんに似ているな、とふと思ったんだった。

 それにしても、頭の禿具合、背格好、表情の作り方、服の趣味、改めてこんなに似ている人がいるなんてまさしく驚天動地、地は動いていないが、お天道様は少なくともびっくりだ。

 世界中に3人のそっくりさんがいると聞いたことがある。

 総勢3人なのか、4人なのかは分からないが、世界にはあと、2人か3人のなっしーがいるわけだ。

 『脚が長くて、ハンサムな奴は人類共通の敵だ』

と思いながら屈折した青春を送っている、もしくは送った残り2人か3人のなっしーさんに心からエールを送りたい。

 いずれにしてもフランスの『H』さんの写真を持ち帰って、日本の『H』さんに見せなければ。

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