フランボワーズ

　滞在許可証申請で緊張した日々を送ったのと36000歩の後遺症か､

今日は何もする気が起きなくて、ベッドで本を読みながらうつらうつらして､昼になってしまった。

　朝、目を覚まして、

「あ、パンを買いに行かなくっちゃ」

と思ったのだが、昨日買って来たケロッグのコーンフレークがあることを思い出し、それに牛乳をかけて朝食を済ませてしまった。

　そのままうつらうつらで昼を迎えたわけだが、面倒なのでまたもやコーンフレーク。

　ただ、朝と全く同じではあまりにも能がないので、

冷蔵庫を覗いて、スーパーで買ってきたハムを2切れ、

そして昨日夜の散歩帰りにエピスリー(乾物屋)で買って来たフランボワーズを食べた。

　もう、少し傷み始めている。

　ああ、昨日すぐ食べようと思っていたのに、と思ったが､ケチなので半分残した。

　いつぞや書いたと思うが、スーパーで買ってきた野菜は､3日間保たせるのは厳しい。

　レタスは比較的日持ちするがせいぜい4，5日。

　生野菜は3日。肉も消費期限2～3日(特売を探すからだが、ディスカウントされていないものでもせいぜい4，5日)。

　ハムなど袋を開けると､次の日には少なくとも表面の1枚はカサカサ

(ラップを買えば良いのかも知れないが、どこにあるのか分からないし、いつも買い忘れる)。
　
　いずれにしても生鮮食料品は本当に生き物だ。

　スーパーの買い物では、肉、野菜、ハム、ヨーグルトなどリュックを持って行ってはみ出すくらい買って20～30€。

　これで、3日くらい(9食)は生き延びることが出来る。カサカサ､しなしなをちょっと我慢しさすれば。

　エピスリーではバナナ(4本)とフランボワーズと、長方形のハコに入ったクッキー様の焼き菓子でなんと10€。

　贅沢な話だ。ただ、同じ物をスーパーの物と比較すると品質の違いは一目瞭然。

　ところで、なっしーは、デパートで服を買ったりするときに､

店員さんと目があってしまうと買わされてしまうほどの買い物苦手。

　スーパーではカミさんに渡されたメモやケータイメールを片手に、

たいていどこにおいてあるか分からないので、2，3度電話をして場所を聞いたり、また、量を聞き直したりしてからじゃないと買い物が出来ないのに、

よくぞ異国で独りで3ヶ月生きて来れたもんだ。

　で、残しておくと夕方まで保つかどうか心配なので、考え直して食べてしまった5€600円のフランボワーズ、甘くて酸っぱくて美味しかった。　

　10€出せばピッツェリアでランチが食べられると言うのに、今日は贅沢をしてしまった。
　

※　夕方買い物に外に出たら、目の焦点が合わず、水中で目を開けたようにぼやっとしか見えなかった。結構読んだんだなぁ。

　長女が､夏休みに陣中見舞いに来るらしいので、疲れ目の目薬を持って来て貰わなければならないかな？