もう一度行きたい
 数日前、南風が吹いて暖かかった時のことだろう(テレビが入って初めて知った)、ドラギニョン(Draguignan)と言う南仏の街が水浸しになって10数人の死者が出たらしい。

 この街そのものを観光したことは無いが、香水の町グラースに知り合いがいたし、ニースやコートダジュールには何度も行ったので、地図を開くとどうしても目につく所で、実際近くを何度か通った。

 テレビの解説によると、地中海から暖かい水蒸気を十分吸い上げた雲が北上し、アルプスから伸びてくる山並みにぶつかって大雨を降らせるのだそうで、南フランスでは構造的に起こる洪水らしい。

 ちょうど『四万十川』の「四万十上り」と言っただろうか、そんな洪水のようだ。

 そういえば、Le soleil d’autumnの撮影現場だったニーム(Nimes)も、帰国したその年の夏洪水に襲われたし、

これは何度も通り抜けたヴェゾン・ラ・ロメーン(http://www.vaison-la-romaine.com/)というローマの街並みが残っている、すごく素敵な街も洪水で破壊され尽くした事を思い出した。

 ところで、ドラギニョンの北の方だったと思うのだが、地図を見ても思い出せない、ミシュラン・グリーンガイドでも、未だに探し出すことが出来ないところがある。

 その一体は、古い地層が地表に出ている地域で、車を降りて散歩しても楽しいんだが、

直径3メートルくらい、高さ10メートルほどの縦に伸びた岩がそびえていて(周りの土が流されて岩が残ったらしい)、

ちょうどバットを立ててその上にボールを乗せたような形で岩の上に岩が乗っかっているところがあった。

 なんと言っても手がかりはなっしーのこのあやふやな記憶だけ。

 スキーに行く途中、車で通りかかった所だった気がするのだが、どうしても思い出せない。

 意地でも探し出したいところだが、帰国するまでに果たして見つけ出すことが出来るだろうか?

 なんだかこのままでは死んでも死にきれない。

 ま、もっとも見つからない方が、長生きできて良いかもしれないのだが。

 いや、違う。これは死んだのに未練だけが残る状態を言うんだ。

 それはそれでいかにもなっしーらしくて良いかも。

※写真はFR3のテレビニュースから。場所は違う場所ですが一連の南仏豪雨の爪痕

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