Le soleil d’automne 1992
 Le soleil d’automne(『秋の太陽』) 1992というテレビドラマがある。

プロヴァンスの田舎町の話。

 対立するいわばロミオ家とジュリエット家の2人が結婚して一人娘をもうけたが、

たしか結婚10年の記念の旅に出て交通事故で亡くなってしまう。、

 残された一人娘と、母親のお父さんであるお爺さんの愛憎物語。

 このお爺さんが建築家で、日本に大きな建築物を造るその商談相手の日本人ビジネスマンの3人の内の1人と言う役で

(元の台本は2人だったのに、知人が無理矢理1人押し込んで出演決定)、

このドラマに出演した。

 商談中に事故の連絡の電話が入って、お爺さんが呆然と立ちすくんでしまう。

 そこで、

「どうしたんでしょうね」

と日本語で他の2人に語りかけるだけの、『通行人A』並のちょい役だ。

 中には日本語が分かる視聴者がいるので、決して

「フランス人の馬鹿野郎」

とか、

「おたんこなす」  

とか、言わないでくれと何度も念を押された。

 実際にそんな事件があったらしい。
 
 放映前に日本に帰ってしまったので、結局自分では見ることが出来ず、

テレビで放映された時のビデオテープも貰ったのだが、日本では方式の違いで見ることが出来なかった。

 しばらく後、昔習っていたフランス語学校で、たった一度だけ再生して見ることができたが、テープは学校の引っ越しの際に行方不明になってしまった。

 役と同じくらい、影というか縁が薄いドラマであった。

 それがどうやら23€で永久的にダウンロード出来る会員制サイトにアップされているらしい。

 う~む。 

 欲しい。

コメント

アミ
2010年6月16日7:29

まぁ~、それは記念(?)すべきことでしたね。
私も、TVドラマのエキストラで出たことがありますけれど、たった数分のシーンに何度もリハが行なわれるので、うんざりでした。(笑)
飽きっぽい私には、とても、俳優業は無理だと知りましたよ。(笑)

nassie
2010年6月16日7:36

主役の少女が大物女優の娘と聞きました。
録ってるところ見ましたが、2~3回取り直す内に感情がぐ~っと高まっていく凄い演技力だなあと感心しました。
出演料は確か300フラン。1日拘束されて6~7000円くらいでした。
ヒッチコックの『鳥』みたいに外で鳥が飛び交う中での撮影でした(撮影は室内ですが)。

ミハーハハ
2010年6月16日9:55

23€なら小蔵大臣様もお許しになるでしょう。

nassie
2010年6月16日15:22

ミハーハハさん

ちょっと心配なのがサイトの信頼性の問題で、まるでその方面の情報が無いものですから。
外国では何があるか分からない。幽霊の正体見たり枯れ尾花、でしょうが。

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