トントンとドアをノックする音がした。
開けると背の高いお兄さんが段ボール箱を横に置いて立っていた。
「テレビ壊れているんだって?」
「そう」
「外して持って行くけど。良い?」
「もちろん」
「新しいの持ってきたんだけど、壊れたのと交換する?」
「あ。もちろんもちろん」
「そうだよね。今日は日本のサッカーの日だからね」
「えっ?そうなの?」
「何だ。知らないの? 4時からだよ」
EU成立後、ヨーロッパ社会は、以前にも増して様々な民族、言語、文化がその社会の中に同居するようになっている。
フランス人の電気屋の(?)お兄さんは、ぱっと入ってきて、日本人だと認識し、そしてサッカーの話ですぐさま相手方との友好関係を築いてしまう。
それも言葉の力で。
振り返って、日本では阿吽の呼吸。
言葉にしない、気持ちと気持ちで直接交信する。
これは、日本社会の、異物を排し同じ色に染め上げて同一化してしまう、そうした事を通じて作り上げられたコミュニケーションだ。
同質化が高度に進んで、いわば家族内のコミュニケーションがそのまま社会に繋がっていくようなコミュニケーション。
ただ、そうなると多民族どころか、日本人同士でもちょっと変わった人や、
ちょっと変わった子供がいるとそれが排除されてしまったりする
”醜いアヒルの子”作用が強く働くようだ。
そうした同化、同質化の傾向が、とりわけ最近一層強くなって来ているように思われる。、
あまりに高度に発達した純粋種はいざという時弱い。
社会の中に多くの民族や文化が同居し、多様性を包含しつつ、より力強い、より普遍的な文化、社会を作り上げていく必要があるんじゃないのかな。
人付き合いの苦手な、絶滅危惧種が言うのもおかしな話なんだが…。
さ、早くお昼を済ませて散歩に行ってこなくっちゃ。
サッカー見るために。
開けると背の高いお兄さんが段ボール箱を横に置いて立っていた。
「テレビ壊れているんだって?」
「そう」
「外して持って行くけど。良い?」
「もちろん」
「新しいの持ってきたんだけど、壊れたのと交換する?」
「あ。もちろんもちろん」
「そうだよね。今日は日本のサッカーの日だからね」
「えっ?そうなの?」
「何だ。知らないの? 4時からだよ」
EU成立後、ヨーロッパ社会は、以前にも増して様々な民族、言語、文化がその社会の中に同居するようになっている。
フランス人の電気屋の(?)お兄さんは、ぱっと入ってきて、日本人だと認識し、そしてサッカーの話ですぐさま相手方との友好関係を築いてしまう。
それも言葉の力で。
振り返って、日本では阿吽の呼吸。
言葉にしない、気持ちと気持ちで直接交信する。
これは、日本社会の、異物を排し同じ色に染め上げて同一化してしまう、そうした事を通じて作り上げられたコミュニケーションだ。
同質化が高度に進んで、いわば家族内のコミュニケーションがそのまま社会に繋がっていくようなコミュニケーション。
ただ、そうなると多民族どころか、日本人同士でもちょっと変わった人や、
ちょっと変わった子供がいるとそれが排除されてしまったりする
”醜いアヒルの子”作用が強く働くようだ。
そうした同化、同質化の傾向が、とりわけ最近一層強くなって来ているように思われる。、
あまりに高度に発達した純粋種はいざという時弱い。
社会の中に多くの民族や文化が同居し、多様性を包含しつつ、より力強い、より普遍的な文化、社会を作り上げていく必要があるんじゃないのかな。
人付き合いの苦手な、絶滅危惧種が言うのもおかしな話なんだが…。
さ、早くお昼を済ませて散歩に行ってこなくっちゃ。
サッカー見るために。
コメント
ちなみに本田はホンダと発音されていました。発音しようと思えば出来るんですね。