自転車派列伝ーその2
2010年6月11日 日常 コメント (6)
彼(B君)は「その1」A君と同じ学年。
これが一緒に(実はもう一人いた)いて、自転車の話ばかりであまり勉強しなかったのだが、このB君は大変優秀な学生だった。
お兄さんはTだかWだかを出て、弁護士をやっている。
本人もそのつもりだったようだし、なっしーもしきりに勧めたのだが、1年生の時にもう諦めてしまって、大学生活を楽しもうとサークル活動にいそしみ(その一環でなっしーのゼミを選んだのかも知れない)、またマウンテンバイクを買ったそうだ。
アルバイトしてお金が貯まると旅行に行く、マウンテンバイクを抱えて。
まず、伊豆半島。
それから伊豆大島に。
いや、あといろんな所に行ったんだろうが、海の話を聞かされた印象が強い。
3年の時にB君は足を伸ばして25時間かけて小笠原まで行った。
鯨。やはり凄いそうだ。
「すぐ目の前を泳いでいて、潮吹いて、跳んで。ダイナミック!」
そしてやはり星。
「星が、手を伸ばせば届くところに、本当にあるんですよ。すぐそこにあって、そしてすご~っく大きい」
「何回も手を伸ばしちゃいました。これ見たら人生観変わりますねぇ」
いつか行きたいと思っているが、まだチャンス、というか予算が無い。
B君の場合は非常に合理的なので、ママチャリでガシャンガシャンと言うようなことはない。
『あ、無理だ』
と司法試験を諦め、自分に出来ることはこの辺りと「法学検定2級」を取った。
自分の出来る範囲を見極めてそれを達成する。
就職も、誰もがうらやむ企業3つからさっさと内定を貰って石油会社に就職した。
ところが、4年の夏。ママチャリに刺激されたのか、おばあちゃんに会いに徳島までマウンテンバイクで行った。
『ママチャリ』A君が
「ちょっと無謀なんじゃないか」
と言ったくらいだ。
東海道は箱根の山越えも大変厳しいらしいが、一番の難所は鈴鹿トンネルだったそうだ。
日本で一番死亡事故が多いと言われているトンネルだそうで、マウンテンバイクでえっちらこっちら登っていく隣をがーっと大型トラックが通り過ぎていく。
風圧で巻き込まれそうになるが、気のせいか亡霊に引っ張られているような気がしたそうだ。
実際にトンネルの中には霊気が充満していて背中が寒かった、という。
なお、別の時だったと思うが、この時かもしれない。
やはり四国88カ所巡りをしたそうで、『是非に』と勧められている。
88カ所巡りはマウンテンバイクの方が良いようだ。
帰りはさすがに新幹線を使ったそうだ。
岡山まで(いや鳴門海峡かな?)どうやったのかは聞きそびれた。
これが一緒に(実はもう一人いた)いて、自転車の話ばかりであまり勉強しなかったのだが、このB君は大変優秀な学生だった。
お兄さんはTだかWだかを出て、弁護士をやっている。
本人もそのつもりだったようだし、なっしーもしきりに勧めたのだが、1年生の時にもう諦めてしまって、大学生活を楽しもうとサークル活動にいそしみ(その一環でなっしーのゼミを選んだのかも知れない)、またマウンテンバイクを買ったそうだ。
アルバイトしてお金が貯まると旅行に行く、マウンテンバイクを抱えて。
まず、伊豆半島。
それから伊豆大島に。
いや、あといろんな所に行ったんだろうが、海の話を聞かされた印象が強い。
3年の時にB君は足を伸ばして25時間かけて小笠原まで行った。
鯨。やはり凄いそうだ。
「すぐ目の前を泳いでいて、潮吹いて、跳んで。ダイナミック!」
そしてやはり星。
「星が、手を伸ばせば届くところに、本当にあるんですよ。すぐそこにあって、そしてすご~っく大きい」
「何回も手を伸ばしちゃいました。これ見たら人生観変わりますねぇ」
いつか行きたいと思っているが、まだチャンス、というか予算が無い。
B君の場合は非常に合理的なので、ママチャリでガシャンガシャンと言うようなことはない。
『あ、無理だ』
と司法試験を諦め、自分に出来ることはこの辺りと「法学検定2級」を取った。
自分の出来る範囲を見極めてそれを達成する。
就職も、誰もがうらやむ企業3つからさっさと内定を貰って石油会社に就職した。
ところが、4年の夏。ママチャリに刺激されたのか、おばあちゃんに会いに徳島までマウンテンバイクで行った。
『ママチャリ』A君が
「ちょっと無謀なんじゃないか」
と言ったくらいだ。
東海道は箱根の山越えも大変厳しいらしいが、一番の難所は鈴鹿トンネルだったそうだ。
日本で一番死亡事故が多いと言われているトンネルだそうで、マウンテンバイクでえっちらこっちら登っていく隣をがーっと大型トラックが通り過ぎていく。
風圧で巻き込まれそうになるが、気のせいか亡霊に引っ張られているような気がしたそうだ。
実際にトンネルの中には霊気が充満していて背中が寒かった、という。
なお、別の時だったと思うが、この時かもしれない。
やはり四国88カ所巡りをしたそうで、『是非に』と勧められている。
88カ所巡りはマウンテンバイクの方が良いようだ。
帰りはさすがに新幹線を使ったそうだ。
岡山まで(いや鳴門海峡かな?)どうやったのかは聞きそびれた。
コメント
電車に乗れば各駅で15駅。(快速乗換えだと8駅)
自転車だとドアーツードアで1時間半かかりました。
30代の時の話です。 若かったんですね~。(笑)
東京の西から東へ。 ルートは幾つもあります。
靖国通り経由、早稲田通り経由、春日通り経由。
東京は、どのルートも繁華街を通り抜けるので厄介です。
楽しかったですよ~♪ でも、今は・・・。 無理です!(笑)
せっかく自転車の本場にいらっしゃるのですから、ここはひとつ小蔵大臣様にお願いして、ぜひぜひ手に入れてくださいませ。そしてツーリングの楽しみを日記にておすそわけくださいな。
小学校5年の時近所の子供たちと峠越え2回を含む30~40kmくらいのツアーをやって親にこっぴどく叱られ、あとは高校まで、これも峠越えを含む8kmくらいの通学を20分くらいで(毎日時間を計りながら、下りは60kmは出てたんじゃないでしょうかね)やってました。帰りが真っ暗になる高1の冬にバスに切り替えて、自転車ライフが終わりました。ん10年前の話です。中2の時、交差点でバイクに5mくらい飛ばされたことがあって、ちょっと恐怖感が抜けないのも事実ですが…
初めての東京ライフが小日向、その後飯田橋合わせて数年間いたので、経由地の辺多少土地勘があります。
下の娘が今浪人中で、小蔵大臣から、これが大学卒業まで待て、と厳命されています(事故がありますからね。ただ車は20年以上無事故無違反(無検挙(^^)/)なんですが)。あと数年は待たないといけないのかなと思ってますが、フライブルクまで50kmと聞くとね。
その分、今はウオーキングにはまっていて、毎日10~15km。はき慣れたウオーキングシューズが届いたので、ノンストップ10km歩行は平気です。それこそフライブルクまで歩いて行ってみようかな?
児童文学のケストナーは彼の母とともにドイツ中徒歩旅行を楽しんだそうです。一日40~50キロもあるいて一週間、二週間すごしたと自伝に書いてありました。
目指せ!フライブルク